ANOSシリーズ第1作『あの、素晴らしい をもう一度』 iOS移植キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━( ゚)ノ━ヽ( )ノ━ヽ(゚ )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ ━━━!!!!
自分、 @hageatama のアイコンとしてANOSシリーズに出てくる蚊遣り豚「カトリーヌ」を使い続けている事からもわかるように(注:本作では登場しません)、人生で数多のゲームを遊んできた中でも5本の指に入るほど愛してやまない作品です。
それがiOSでも遊べるご時世ですってよ、奥さん。
さーて、「知る人ぞ知る傑作」がもっと広い層へリーチする日が来たわけですから、布教エントリをノリノリで書きまくりんぐです。
なんかもうPVが、伝えづらい特殊仕様をそれっぽくビジュアル化してあり俺がいまさら教科書的な紹介してもしょうがないので、 自身が感じている魅力をそのまま放出していきます。
……関係者だったりします。
先に断わっておきます。デバッグで参加しました!
ネット上でANOSが好きだ!と10年間叫び続けてたら、製作者のかざみさんに個体認識されてたみたいですね。 HAHAHAHA
昨年、レトロゲームイベントで初顔合わせして以来、なんやかんやあって「iPhoneとiPad持っていたよね(笑顔」的に動作確認要員になった次第です。 まさか人生ひん曲がるほど愛している作品のスタッフロールに名前が加わる日が来ようとは……
1999年当時、ゲーラボの広告を眺めていた俺に教えてやりたいです。
しかし、今日もあくまで関係者その1ではなく、ミーハーファンその1としての紹介です。
制作に携わったわけではないですし、実際にミーハーファンのままなので、内部の話題がANOSシリーズを新鮮に楽しめなくなるような裏話になると実際に両手で耳を塞いでますからね、俺。
制作のスタンスこそ魅力の本質
あのすばは『ANOS(Advanced Novel Operation System)』と呼ばれる特殊なサウンドノベルシステムを利用した一連シリーズの第1作目です。
今となっては知る人も少なくなった国産PC X68K 最後の市販タイトルとして1999年に誕生し、Windowsへ移植→Windowsでリメイク(今回はこのver.)を経て、Apple王国へと乗り込んできたという歴史ある(?)作品なのですね。
実際に遊ばなきゃわからないし、PV以上の事は伝えきれないので敢えて何も書きませんが・・・・・・俺は、ANOSというシステムが好きという以上に、単に読み進めるだけのノベルゲームのゲーム性をどこまで拡張・進化させられるかチャレンジし続けているスタンスにこそ惚れ込んでいるのですよ。
ノベルゲームにはまだやれる事がある。 ノベルゲームはゲームではないとよく言われます。
そもそも物語を読む為に特化したシステムである以上、ゲーム性が成立しづらいのは確かです。
むしろ物語を楽しむ為にはゲーム性は邪魔だとも言われます。
システムは極力無色透明で、あくまで物語を淀みなく読ませる為の器として存在すべきだという考え方は否定しません。
事実、世の中にはノベルゲームのシステム上で書かれた、物語単体としてだけ見ても優れた作品が数多くあります。
しかし(資)自転車創業では、
「物語がゲームという媒体で語られる以上、ゲームという媒体でなければ表現できない物語をつくりたい」
と常々考えています。
これは最新作『ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。』における文言ですが、ずっとこのスタンスを貫いているからこそ、常に新作を心待ちにしているわけです。
謎解きゲームとしては3作目「ロストカラーズ」で一つの完成形となったので、あのすばではまだ謎解き面が弱い部分はありますが、その分だけシナリオ面でエッセンスが凝縮されており「物語がゲームという媒体で語られる以上、ゲームという媒体でなければ表現できない物語」を見事に体現した作品に仕上がっています。
デバッガーとして何度もラストに至ったわけですが、むしろ何度も到達してるからこそ心に響くレベルですからね。
ヒロインのリトが可愛い!!!!
自転車創業ゲーは『ギャルゲーだと思ってプレイして「騙された!」と言わせる』ことを目的としている(マニュアルより)のに、玉岡かがりさんの描くヒロインは可愛すぎるからもうそのフレーズ使えないじゃないですか。どうしてくれる! 歓迎ですけど。
とは、 @sunagi の評ですが、まさにこれです。
キャラデザ・原画は、アニメ化もされた『まんがーる!』原作者でおなじみ玉岡かがり先生です。
2010年のリメイク時にビジュアルが刷新されたのですが、当時の電撃オンラインのインタビューにて「これでゲームがつまらなくても許される。」と言ってたのに思わず首肯してしまうぐらいに表情豊かで可愛いです。
正直、初代リトはビジュアル的に映える感じではありませんでしたが、再装版リトは悶えるほどにあざといです。 何この可愛い生き物!!!
割とアホの子ですが、それだけには留まらない内面の闇も抱えていますし、この娘のためなら命を懸けて冒険できる感じがたまりません。 もうね、シナリオとか謎とかどうでも良くなるくらいに「リト可愛い」な作品です。 あー、リト可愛い。それでいいじゃん(マテ
さいごに
もっとシンプルにグッとこころを掴む紹介文にしたかったんですが、思い入れが強すぎて無理ですわ(笑)
まあ、その、なんだ。とにかく遊んでください。俺も新たな気持ちで遊んでおります。
公式サイト:http://anos.jp/anos1/anos1.htm
iOSアプリDL:https://itunes.apple.com/jp/app/ano-su-qingrashii-womou-yi/id909219420?l=ja&ls=1&mt=8
おまけ:実際にプレイするに当たってのアドバイス
謎解きゲームですから、十中八九どこかで詰まります。 私なんて同じところで1週間詰まったことまでありますからね。(本作はそこまではないと思いますが)
しかし、ANOSシリーズは「丸暗記で100点取るより、自分で考えて出した解答の70点の方が、意味と価値があるし、そして何より楽しいと思っています。」という作品ですから、攻略情報などは極力見ないでほしいのです。
そこで詰まったら、アプリ内のメニューから「マニュアル」を呼び出して「物語に詰まったら」を読んでください。 当たり前の事ばかり書いてありますが、それが全てです。
一応、思いつく範囲のヒントをぼかして書いてみます。
- リトはアホの子なのでコンディションで違う行動を取る
- リトはアホの子なので見えないとこでもアホやってる
- 『弱点』だけでは足りない
- 『あるもの』が何かはテキストよく読もう
- わだかまりが残ってる奴はもう1人いるっしょ?
黙々と『あの、素晴らしい をもう一度』on Surfaceを進めてしまっている。再装版リトの可愛さ、常軌を逸している。(謎は覚えていて詰まらない人)
— はげあたま@緑化活動中 (@hageatama) July 22, 2014
・・・・・・正直、デバッグとか関係なくやりこんでいてどこで詰まるのかがわからなくなってます(笑)
まあ、その、なんだ。 @でも飛ばしてもらえれば粛々と答えますよ。