PSVR、発売されましたね。私ばは予約開始初日確保勢で全額前金だったため、実質タダで手に入れました。 ……あれ??? そんなわけでPSVRコンテンツ購入を制覇しつつあるため、人柱の記録としてガンガンと感想を上げていこうかな、と。 すでに5日分くらい書き溜めているので、更新が滞ることはないと思われます。
いやー、こんな中古クソハードを駆けずりまわって、見つけて、3000円でも大喜びする日が来るとは夢にも思わなかったよ…… pic.twitter.com/EoopwETdeh
— はげあたま@PSVR沼住人 (@hageatama) October 15, 2016
まず勝利宣言からさせていただきましょうか。PS Moveを2本確保出来ました(`・ω・´)シャキーン いやー、事前に1本は確保して余裕こいてたら、13日発売の新パッケージ分獲得に大失敗して絶望しましたよ。 新品・中古関係なく徹底的にPS Moveの店頭在庫が駆逐されてましたからね。
そんな折に天啓が。「PS Moveは出てきた当時にスターターパックのようなソフト同梱版がいくつか生産されていたぞ、確か。 それならハードオフの特殊パッケージ棚に埋もれているのでは!!!?」との読みによりハードオフのハシゴをしてみたら、3軒目でサクッと発見。アドレナリンがどっくどくに出ましたね。ゲーマー知識の大勝利です。 もし中古市場からも駆逐されてて難民化されている方がおられましたら、同じ方法使えばワンチャンあるんじゃないかと。
では、第1回エントリはそんなPS Moveの2本持ちが冴える作品の感想です。
バットマン:アーカムVR
Xbox360のアーカムシティなどはプレイ済みで、特に最近のバットマンゲームは大好きっ子な私です。 けれども発売日までプレイ画面が一切公開されず、「捜査だけ」という事前情報だったため、漂う地雷感が拭えませんでした。
そして迎えた10月13日。蓋を返すとビックリ。作品こそ短いもののVRの可能性を感じる技術デモとしてよく出来ており、ゲームとしても作り込みがしっかりしている満足度の高い1本でした。 ただ、PS Moveの2本持ちは必須かな、と。 バットマンのなりきりゲーなので、コントローラでは魅力がだいぶスポイルされそうな仕様です。
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例えばこのゲーム、まずはバットスーツの着用シークエンスから入るんですが、着用後のプレイヤー自身がバットマンとして画面に反映されるんですね。 この時、2本のPS Moveで左右の手と手首の捻りが追従するため、完全にプレイヤーの動きがトレースされて「俺はバットマンだ!!!」という感覚が非常にリアルです。言うは易しですが、ここだけでもプレイヤーに違和感を感じさせないための工夫がたくさん盛り込まれた実装なんでしょう。
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— はげあたま@PSVR沼住人 (@hageatama) October 19, 2016
一番分かり易そうな例が冒頭のこのシーン。写真を手に取って、裏に書いてある文字を読めるわけです。PS Moveだと「手に取る」と「手首をひねる」が自然と入力出来るため、HMDと相まって没入感が非常に高いです。
ハーレイ・クインのフィギュアをひっくり返してスカートの中を確認するVRのバットマンさん… #PS4share pic.twitter.com/tHQ8oEdneq — はげあたま@PSVR沼住人 (@hageatama) October 17, 2016
その応用として、捜査を進めていくとハーレイ・クインのフィギュアが手に入るんですが、ひっくり返してスカートの中とか覗くんです、バットマンが! いや、これ、冗談抜きでフィギュア収集ゲームや、美術品ビューワーの未来が拡がってると思うんですけどいかがでしょう?
難点
一方でPS Moveが故の難点も。「移動」という最大の壁です……
アーカムシティは縦横無尽に夜の街を駆け回るのが醍醐味だったわけですが、PS Moveでは移動ボタンが存在しない(それを補助するスティックコントローラも出てた気が)ため、複数の立ち位置を事前設定されてて、決められた場所間を瞬間移動するというリアリティもへったくれも無い奴になってしまってました。 この辺、単に自由度が低いだけでなく、他のVRプラットフォームからの移植時にもネックになりそうな気がします。
おまけで字幕の問題についても触れておきますか。 3D映画の字幕って変に浮くので苦手なんですけど、VRだと視点に対して字幕が固定されるのでオブジェクトとかに喰いこむ事もあって、だいぶ厳しいです。 これもローカライズ作品ではネックになりそうだなぁ、と。
おわりに
さて最後になりますが、本作の個人的評価が高まったラストについても触れておきましょう。 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、シナリオと融和した精神的な異常性をVRならではの表現で提示してきた終わり方だったので、本作の在り方として非常に美しかったです。 たぶんVRの表現技術が一般化される頃には陳腐化されてそうなレベルのこけおどしではありますが、黎明期だからって部分を大事にしていきたいですね。
んー、あとは楽しいけどめっさ理不尽な隠し要素探しが残ってるけどどうしたもんでしょ。 序盤から詰んでるんですけど、マントのはてなはどうするのが正解なんですかね!!!!!?