最近,日本茶にはまっております.事の発端はIRC.いつものように深夜までぐだぐだとダベってたわけですが,料理漫画研究家という本職ライターさんである@mu_mu_が日本茶漫画が料理漫画界に登場した
とか言い出したわけです.なにそれ.そりゃあ,おもしろいやと本屋を巡って探したのが『茶の涙』と『茶柱倶楽部』の日本茶漫画の2大巨頭.……両方とも出て1年も経ってないんですけどね.
茶の涙は,言ってみればバーテンダーのアルコールを日本茶で置き換えたような作品でして,こっちに関しては安定して読めるけど,いかにもマンガっぽくて日本茶ってそんなのあるんだと感じる程度で自己完結出来ました.
問題は茶柱倶楽部.こっちは絵も展開も地味だし,マンガとしては荒削りな感じです.けれど,この作品はお茶を普段飲まない人がお茶を飲む描写が多くて,またそれが読んでて本当に飲みたくなるんですわ.料理漫画は基本的に出てくる料理が食べられないこと前提で受け取る事が多い中,茶柱倶楽部に関しては実際に飲めそうなリアルさがあり,お茶なんて買ってくれば飲めちゃいます.
そんなわけでして,5/2は八十八夜ということもあり,新茶を買ってきましたよ.100g 1280円也.最初は『ないわー』と感じましたが,これだけあれば毎日飲んでも1ヶ月保つ量でして,コストパフォーマンスは案外悪くないと思います.
んで,実際にお茶を煎れてみると,これがなかなか乙ですな.お茶を煎れる時間は手間じゃなく 心に休憩を知らせるスイッチ
って言葉が作中にありましたが,煎れてる間,飲んでる間に本当にまったりできます.しかも,渋みを増したり,甘みを全面に押し出したり,香り重視にしてみたりと,煎れ方一つでいろいろな工夫が出来るので,一袋買っただけでも凝り性な自分の性格を満足させてくれてます.これがどこまで続くかはわかりませんが,日本茶の煎れ方を覚えておけば今後の人生で活きる機会もあるでしょう,きっと.
これ読んでちょっとでも日本茶に興味が出たら,みなさんも是非『茶柱倶楽部』を読んで,新茶に手を伸ばしてはいかがでしょうか?
ちなみに,茶柱倶楽部の作者さんが同時に王狩って将棋漫画も描いてるのですが,そっちもおもしろい上に,その中のキャラが茶柱倶楽部に出てくるので,先に読むことをオススメします.ではでは.