結婚式に呼ばれたので普通に(?)参加するつもりだったら、直前になってLINE経由で適当な感じにカメラマン頼まれました。 ボク、知ってるぞ。結婚式って、アマチュアカメラマンの鬼門な奴だ!!!
結婚式の一部+オフショット程度の依頼だったので引き受けたものの、やってみたら案の定大変だったので、備忘録を残しておきます。備忘録というには長いな、このリスト。
- 最低限の流れは事前に詰めておこう。タイミングと撮影環境すらわかっていないと、ギャンブルになるぞ! 「適当にオナシャス→うぃー」みたいな準備だと、実際になったw
- 明るいレンズと高感度耐性。それさえあれば何とかなるし、無いと死ぬ。ただ今回F1.8~2.0が多くて、さすがに焦点深度浅すぎた。反省。
- 露出-0.7以下のアンダーで。暗いだけならLR先生が何とかしてくれる。次があるならF2.8, 1/80秒くらいで固めておいていいかも。理想的にはF4.0くらいまで絞りたいけど、打率がなぁ。
- 一発勝負のシチュエーションばかりなので連写だけが正答。諦めも肝心。他にもプロやガチ勢がいたので安心感はあった。
- クリップオンストロボの運用は厳しい。常に明暗と場所が移り変わり続けるので、ポトレや物撮りとは全くの別物だわ。ただ、知らない人の集団に「あ、この人はカメラマンなんだな」って理解させるための威嚇として付けるというのは有効だと思う。
- 基本的には標準ズーム 1本でOK。素人が凝った写真を撮る余裕などない。むしろ選択肢は絞った方がいい。
- 中望遠以上は要らないかなと思ったが、挙式で参列者席立てなかったので持っててよかった。他にもあればちまちま使うし。
- 機材運搬が大変。スーツ込みで荷物が倍増になる上、今回は台風まで来てくれやがったので普通の撮影旅行とは別物だった。要検討。
- 一脚くらい持っていけばよかったが、チョロチョロと移動する事になるので運用は厳しいかな。
- ちまちまと追加経費が発生し得るので、御祝儀を削ろう(ぇ
- 隙を見て飲み食いはしっかりしよう。撮ったけど食べてない料理が出てきて、現像中に惜しい気持ちになるぞ。具体的にはデザートコーナー。
- カメラマン関係ないけど、披露宴後半にワインサーブで一方的に注いで回るのは頭いいな。挨拶代りの乾杯ラッシュが無いので、新郎が破滅しない。……活かす機会が無いけどさ。
- 披露宴が日暮れ以降でだいぶ助かった。全面ガラス張りだったので、日中だったら逆光に絶望していたはず。下の写真でもわかるけど、日暮れ前の式の序盤ではカーテンの隙間からだいぶ日光洩れてたし。正直、対策が思いつかない。オレハ…無力ダ…
- 披露宴より二次会の方が難しい。無秩序に酔っ払いが暴れる上、カメラマン自身が酔っぱらっているのでだいぶつらい感じの写真しか撮れない。でも、プロは二次会まで付き合ってくれない。諦めよう。
- 幸い、DJイベントで経験値が貯まっていたので対応できた面も。光源が明滅し、ホワイトバランスは崩壊、酔っ払いが暴れているので、ブライダルカメラマンの練習はDJイベントに行くといいぞ!
- ひたすら写真映えするシチュエーションが続くので、気楽に撮る分には楽しいイベントだぞ。
今回は新郎がフルサイズ持ち込む側の人種だったし、注文も最低限だったので気楽にやりましたが、次があるならもう少し検討してから受けるべきだな、という事案でした。ちゃんとリスクと負担を理解した発注じゃないと爆死なので、一眼レフ持ってない人から頼まれたり、メインのカメラマンを振られたりしたら固辞します。
あー、でも機材的には戦えるとわかったので、気楽な奴なら再挑戦したいな。