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話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選

   

ことし最後の更新として、毎年恒例(?)の「話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選」です。去年は書き損ねたので、ギリギリで何とか差し込みました。
例年ほどきちんとメモを残してなかったのでインパクト重視寄りになってる気もしますが、それも含めての10選ですかね。

 

冴えない彼女の育て方 第06話「二人の夜の選択肢」

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誰派かと言えば圧倒的に詩羽先輩派なので、原作のエッセンスを余すことなく濃縮してくれた第06話はそれだけで満点でした。

特に、深夜の大騒ぎからの上のカットまでの流れが美しいまでに緩急、そして茅野愛衣さんへの長台詞に対する圧倒的感謝という趣。
これを見てしまうと、「え、何? 詩羽先輩以外のルートあり得んだろ」という思いでいっぱいです。
そして、2003年にショコラで黒スト化パッチという変態アップデートを成し遂げた丸戸作品で、干支を一周しても変わらず黒スト偏愛が見られるとは2015年もいい年でした。

 

Classroom☆Crisis 第11話「それぞれの逆襲」

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同じく丸戸作品から。
そもそも言及すら見かけない空気作品と化した本作ですが、個人的には思い入れの強い作品です。だって、ヒューマンドラマのパッケージングに長けた丸戸さんが、アニメ1クールに最適化した唯一無二の作品なんですよ???

そんなクラ☆クラからは、良くも悪くもベタベタの展開ながら、 ナギサくんがコロッと墜ちた第11話を選出です。
OPもEDも無しの約束された盛り上げ回を選ぶのは悔しいところもありますが、やはり、ナギサの抱えていた想いに対する、世良兄妹の優しさには心打たれますし、そういうベタな展開こそ丸戸シナリオに求めるものですから、それでいいんです!

あとは、2015年は小澤亜李さん飛躍の年でもあったので、2016年も頑張っていただきたいですね。

 

聖剣使いの禁呪詠唱 第12話「二つの生を越え」

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シベリア回とどちらか悩みましたが、こちらで。

はっきり言って、今ここで挙げたからと、このアニメを未見の人に薦められるようなアニメではありません。
しかしながら、ツッコむのも野暮な疾走感、作画崩壊を意図的に活かしているような演出、そしてシュールとしか言えない各カット。
それに慣らされきった最終話の実況TLには、悟りを開いたような不思議な暖かさと、駆け抜けた連帯感に包まれていたんです。

なんで最終回のスタッフロールで無様なでんぐり返りしたのか今でも意味が分からないのですが、それはまあワルブレですし。

 

放課後のプレアデス 第04話「ソの夢」

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ひかる個別回。
ここまでは魔法少女物としての出会いや成長に留まっていた1~3話でした。
それを楽譜、ホワイトボード、そして月という舞台装置だけで、ひかるという少女の在り方から内面まで23分で掘り下げきったの、本当に感動したわけですよ。
親子を描いているのにお互いは会話も向き合いもせず、それでも確かな親子の絆まで描いたのもお見事。

これ以後も含めて、放課後のプレアデスって作品は心を打つ傑作でしたが、そのエッセンスが詰まっていたのがここだったと思います。あー、また観直したいアニメですわ。

 

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 第06話「手作りのぬくもり」

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一人のプロフェッショナルが走り抜けた最後がこれというのはいいのか、悪いのか……
松来未祐さんの遺作となった下セカのアンナ先輩回の選出です。
いや、まあ松来さん関係なく、凄まじいインパクトを残しており、十分に10選に入るべき回だと思います。

片栗粉Xの製作シーンからの、アンナ先輩の大暴走。そして、たどり着いたEDで待ち構えていたのは、例のプールによる片栗粉X製作の実演動画。
このアニメに求められている要素がしっかりと凝縮されており、アニメにこういう必要悪(?)が存在しうる日本最高という思いでいっぱいです。

 

プラスティック・メモリーズ 第08話「知らない花火」

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個人的に、2015年で一番自分の中で飲み込みきれなかったアニメこと、プラスティック・メモリーズを10選に入れないわけにはいけませんでした。 他にも第06話の盗み聞き後に浮かんだアイラの笑顔とか、第10話のアイラ告白回とも悩みましたが、話数単位となると第08話の告白回ですかね、やっぱ。

サブキャラ止まりなエルの補完回と思わせておいて、今井さんのEDテーマが完璧にマッチした一連の告白シーン。そして、OPテーマを挟んでからのCパートのオチ。
起承転結が見事で、まさに話数単位にふさわしい出来だったなぁ、と。

んー、ただこの回も含めて作品全体としては、完全に「泣きゲーの文法」とでも言うべき、卑怯すぎる基本設定を肯定しかねるんですよね。 それを否定できる生き方もしてないんですけど。ああ、泣いたさ。 ってか、アイラもミチルも魅力的すぎっしょ、これ。

 

蒼穹のファフナー EXODUS 第19話「生者の誓い」

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多くを語らずともいいでしょう、このアニメに関しては。どれも号泣。どれも神回。毎回、リアルに叫んでましたわ。

あえてこの回なのは、「確かに助けたぞ……一騎」の再来で涙腺が完全に壊れたからですよ、そりゃ。あ、またこれ書きながら泣けてきた。

 

うたわれるもの 偽りの仮面 第06話「楼閣の主」

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カルラお姉さま(笑)回です。

風呂入って酒飲んで、風呂入って酒飲んだだけなのに、なんでこんなに心に響き渡るんでしょうか。 単に旧キャラ登場ってだけじゃなくて、カルラとトウカが変わってるのに変わらずそこにあってクオンを見守っているの、本当に心に刺さったんですよ。

うたわれるものを最初にプレイしてから、もう13年かorz

 

血界戦線 第03話「世界と世界のゲーム」

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ただのバトルマンガにしなかった内藤先生が、さっそく違う毛色を見せてきたプロスフェアー回の選出です。
演出過多になりすぎないように、淡々と抑制したゲーム描写からの「歓喜の歌」がズルいくらいに絶妙でした。クラウスさん萌えが加速しましたね。
脳みそまわりとかでドン・アルルエルのプロスフェアーに捧げる狂気が足りなかったのだけが残念だったんですが、TV向けじゃないという判断なんでしょうか???

血界戦線は第04話「BLOOD LINE FEVER」や第06話「don’t forget to don’t forget me」とも悩んだように、とにかく30分で満足感に浸れるアニメでしたね。
原作の魅力といえばそれまでですが、演出家である松本理恵監督の手腕が光るアニメ化だったと思います。

 

四月は君の嘘 第22話「春風」

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定期的に背筋がゾクゾクし、涙しまくった作品なのでもう少し捻った選び方もあった気はしますが、やはりこの作品はこの最終回を迎えるための作品でしょう。
抗えるわけがないじゃないですか、こんなん。原作読んで号泣し、最終話を観て嗚咽、そして第1話に戻って慟哭ですよ。

ただただ、こんな傑作が生まれた奇跡に感謝しかありません。

 

総括

あんま芸が無く、順当に面白いアニメの重要回を選んだリストになった気がします。来年はもっと、意識的に話数単位感を出したいところです。

今年もまったりとアニメ観続けられたので、来年もまったりと観ていきたいですね。

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