話数単位で選ぶ、2013年TVアニメ10選

病気などで今月はネットから遠のいていたのですが,年の締めなので例のあれだけはまとめておきます。

公式ルールに則って,10話選びました。

ルール
・2013年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

ちなみに,去年の結果は結果はこちらになります。

 

銀河機攻隊マジェスティックプリンス
第19話 『ディープリーコン』

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キャッチーなだけで中身がスッカスカなヴヴヴに喰われてた感ありますが,マジェプリはものすごく中身の濃いハードSFロボットアニメなんですよ。
何度も熱い山場はありましたが,その中で1話選べと言われたらこれしかありません。

主人公らの先輩部隊という脇役が,人類未踏の太陽系外に向けて強行偵察を行うというシチュエーションの渋さですよ。ギャグパートからのどシリアスという「漢の生きざま」が23分に濃縮された構成で,まさに「話数単位で選ぶ」にふさわしい神回でした。

 

のんのんびより
第04話 『夏休みがはじまった』

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田舎の風景と可愛い女の子の止め絵にさえ作画リソースを割けば,演出と間の取り方だけでここまでリミテッドアニメのレベルを引き上げられるのか!と驚嘆しました。すばらしい。マジでプロの仕事。

のんのんびよりは第4話に限らず,本当に引き込まれる回が多く,最終回が終わった事に今年で一番ダメージを受けた作品です.ちびまる子ちゃん枠で半永久的にやっていいのよ。

 

ゆゆ式
第5話 『唯と縁 とゆずこ』

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何周も観ているのでいろんなシーンが頭に浮かぶんですが,その中から第5話を選出です。
まず,サブタイトルが素晴らしい。『唯と縁 とゆずこ』ですよ。序盤から中盤に移るにあたり,ゆゆ式原作に漂ううっすら漂う齟齬と断絶を削らずに盛り込んだってことに,アニメ版の作品愛がにじみ出ます。

 

翠星のガルガンティア
第13話 『翠の星の伝説』

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「くたばれ、ブリキ野郎!」は2013年最高の名台詞でしたね。
ぶっちゃけ,ガルガンティアは肩透かしなほどおもしろくなくてどうしたものかと悩んでいたのですが,それを無理矢理納得させてくれる風呂敷のたたみ方でした。まさか,主人公がチェインバーだったとはなぁ。

 

ログ・ホライズン
第6話 『決意』

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真の腹黒眼鏡さん回とも悩んだんですが,話数単位の魅せ方として完成されていたのは,やはりこちらだな,と。原作が会話ベースのややこしい話なのに,見た目にも話の流れ的にもわかりやすく転換期となりましたからね!
ただし,にゃん太班長が好きなので,「班長がいてくれないと困る」とシロエっちがデレるセリフ周りが削られていたのでマイナス1点。

 

ラブライブ!
第3話 『ファーストライブ』

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第3話のSTART:DASH!!から,最終話のSTART:DASH!!へと1クールに詰め込みまくった少年マンガ展開は,皆さんご存じの通りです。

いくらサンライズ第8スタジオとはいえ,もっと媚びた萌えアニメになると思ってたし,そういう道もあったはずなんですよ.それが,第3話の墜とし方で「あ,ラブライブ!という雛型で本気のアニメ制作やるんだ」と伝わってきました。
他にも選びたい回はたくさんありますが,ここでこれができたというのが,ラブライブ!のアニメが素晴らしかった所以だと思うわけです。

視聴当時の感想はこちらで。(改めて読むと完全に病気)

 

AKB0048 next stage
第7話 『美森革命』

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話数単位という基準と相性良すぎな作品でした。とくにnext stageは,盛り上がらせすぎでしょう。その中でも,きっちり話数を割いて丁寧に描ききった美森の襲名回を選出です。

AKBって付いているからって敬遠されて見てない事例とか多そうだけど,絶対に損してますよ,それ。サテライト制作なことも合わせて,この作品は完全に『マクロス0048』なので(笑)

ゆきりんとか,たかみなさんとか,本家の顔すら浮かばないけど,AKB48の名前を聞いてピンと来るようになれるメリットも!

 

琴浦さん
第1話 『琴浦さんと真鍋くん』

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2013年度どころか,全アニメの初回ランキングでも3本の指に入るのではないでしょうか。年明け早々,ノーチェックだった琴浦さんにググググッと心を掴まれて,1週間で7回見てました(笑)

後半,まったりにはなりましたが,それでも1話1話が「いい最終回だった」ので,本当に良いアニメでしたね。

 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。
第2話 『信じて送り出したお兄さんが携帯美少女ゲームにドハマリしてセクハラしてくるようになるわけがない』

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正直,作品全体としては不快なシリアス部分でイライラするのが俺妹です。けれども,それとは別にヒロイン個別回は良い出来でしたし,中でもあやせ回は早見沙織という声優の魅力を余すところなく引き出した, 忘れられない30分でした。

ほら,俺ってアニゲラリスナー視点による曲がったはやみんファンじゃん(´・ω・`)

 

リトルバスターズ!~Refrain
第11話 『世界の終わり』

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原作も個別ルートはダメダメでしたけど,最後の最後で場外ホームランぶちかましてくれますからね。わかっててもガード不能技で嗚咽レベルの号泣しました.これで,鍵作品に10代,20代,30代と泣かされた事になります!
いや,だってここまで直球で漢の友情やられて泣かないなら,鍵とともに人生歩んでないですって。

あ,もちろん12話も号泣でした.こっちは原作じゃそこまでこなかったのでアニメーションとしてはこっちの方が上か?

何はともあれ,1期で挫折した人とか,頑張って最後まで見て欲しいです!
 

おわりに

録画通知アカウントが2年半で10000tweets越えたのには驚きましたが,なんだか最近アニメ消化がつらくなっています。堂々と全て網羅した上で10本選べるのは今年が最後かもしれません……。

それでは惜しくも入らなかった準名作群を挙げて,締めとしましょう。なお,話数単位という基準のせいでGJ部あいうらが選ばれませんでしたが,これは作品全体が素晴らしすぎたためで,強いて言えば全てが神回です.

それではよいお年を~.