話数単位で選ぶ、2012年TVアニメ10選

今年はアニメの話題全くやらなかったなぁと思い、年内最後の更新はアニメ10選です。

ぶっちゃけ戦コレだけで良かったんですが、公式ルール上”1作品につきなるべく1話”というのも加味し、悩みに悩み抜きました。

 

妖狐×僕SS
第11話 「陽炎」

妖狐x僕SS 第11話
御狐神くんの回想が凜々蝶との文通で段々と色を帯びていき、最後のエレベーターに繋がるわけですよ。これを描くためだけに10話かけてる構成がいいですよね。
原作だと話はむしろここから始まりなので、あと2クール分くらいはよ!!!

 

黒子のバスケ
第24話 「カン違いしてんじゃねーよ」

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だから……憧れるのは…もうやめる!!

完全に「黄瀬のバスケ」でしたよね、終盤。特に、この回の緩急の付け方は前週の予告時点で超絶期待だったのに見事に応えてくれました。
黄瀬役の木村良平さんの独白がいい仕事しすぎでしょう。こんなに熱い演技が出来る方だとは思っていませんでしたよ。2期はよ。

 

ギルティクラウン
第19話 「贖罪:rebirth」

ギルティクラウン 第19話 「」

正直、ここまでずっとクソアニメでしたが(祭のラストは良かったけど)、集が「罪の王冠」を背負い、孤独な王として君臨したこの回は厨二病をこじらせた男の子回路が暴走しました。それだけでここまで頑張って観た甲斐ありましたよ。観ている俺まで救ってくれた集さん、かっこいい!

 

境界線上のホライゾン
第11話 「花畑の合格者」

境界線上のホライゾンⅡ 第11話 「花畑の合格者」

なんかよくわからないけど引き込まれるのが境ホラアニメだってのに、2期はわかりやすく点蔵が主人公じゃないですか!(異論は認めない)

 

あの夏で待ってる
第09話「せんぱい」

あの夏で待ってる 第09話 「せんぱい」

同じく、揺るぎなくヒロインは柑菜ちゃんだったじゃないですか!
むしろ、このシーンまでを1クールかけて描いて良かったのではないでしょうか。驚くほどイチカ先輩どうでもよかったし。 正ヒロインに必要なのは先輩属性なのか?メガネなのか? おっぱいなのか!!!?

 

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ
第01話 「おにあい

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 第01話 「おにあい」

1話にして木戸衣吹(14)に完全にヤラれたとしか言いようがありません。
原作のラノベテンプレなヒロイン回収などをすっ飛ばして、テンポ良く大胆な再構成した作りも評価すべきなんですが、やはり全てを持っていったのは妹の中の人です。

 

モーレツ宇宙海賊
第03話 「オデット二世、出航!」

モーレツ宇宙海賊 第03話 「オデット二世,出航!」1

笹本作品で育ったSFファンの自分すら、こんなスペオペを今どきアニメ化して大丈夫か?と不安だったのですが、それがここまで素晴らしいアニメになるとは、サトタツ監督すげーわ。

アニメの1クール化が進んだこのご時世、1話目で見せ場作ろうと切り詰めることも出来たはずなのに、単に出航するだけにじっくりと3話かけた愛の深さの勝利です。劇場版も楽しみですね。

 

さんかれあ
第07話 「おさな…なじみ…」

さんかれあ 第07話 「おさな…なじみ…」

わんこ大好きなんですよ、わんこ。
1クールという短さだとわんこを描ききれないのはわかっていたのですが、メインヒロイン抜きで全力投球した中盤の7話で脈を絶たれるというのもわんこらしいなぁと。(笑)

 

Fate/Zero
第23話 「最果ての海」

Fate/Zero 第23話 「最果ての海」

Fate/Zeroは如才ない作りで逆に面白みに欠けるんですが、そんな些細な反発など軽くねじ伏せるようなライダー組のやりとりはたまらんですね。さらに、それに対してアーチャーが「忠道、大儀である。努その在り方を損なうな。」と言って消えるあの格好良さときたら何ですか。

 

戦国コレクション
第7話 「Refined Bard」

戦国コレクション 第07話 「」

冒頭でも述べたように奇跡的な神回の宝庫だと思うのですが、その中でも「このアニメはここまでやるのか」と最初に驚かされた芭蕉回を選出です。これ以後の回は観る側の心構えが出来てしまって、序盤ほどの驚きが無かったんですよね。
それでも、卜伝回と秀吉回、早雲回、善住坊回、義輝回、劉備回、吉継回、経久回、最終回は忘れられない。

 

 

総括

当初、スタッフメインの論評とか、玄人好みのグッと来る演出語りが出来る回を選ぼうとしてたんですが、選べば選ぶほど自分が好きなのは「物語終盤手前のプチ山場回」だと気付くわけですよ。そんなわけで、ストーリー重視で捻り無く好きなアニメの好きな回選んだぜ、こんちくしょー!


いやー、それにしても10話に絞るのきついですね。仮選出50本超えてましたから(笑)
でも、選ぶために観直して、スクリーンショット撮るために観直して、感想書きながら観直すのは、録画厨冥利に尽きます。

 

2012年はTVアニメ史上に残るような大作は出ないまま終わりましたが、小粒ながらもがっつりと存在感を示した作品が多かったように思います。
なお、最終選考には黄昏乙女アムネジア、貧乏神がっ!、SAO、スマイルプリキュア!氷菓神様はじめましたキルミーベイベー、這い寄れ!ニャル子さんガールズ&パンツァー、Another、織田信奈の野望などが残っていました。

さーて、来年はどんな傑作に出会えますかね?