にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー にっこにっこにー(手打ち×30回)
μ’sはスクールアイドル。そう、あくまでスクールアイドルであり、プロではない。
そのあり方には素人くささが抜ける事はなく、逆にそれが魅力とも言える。
しかし、その中にあってなお、プロであらんとする存在―――それが『にこ先輩』だ。
最上級生でありながら、にこりんぱなの最小トリオとして全く違和感のないそのビジュアル。常に豊かであざといその表情。威風堂々とした完璧なるツインテール。
μ’sというアイドル9人の中で、『にこ先輩』は最も正しく『偶像』を体現してきたことに、ラブライバーなら誰しもが異論は無いだろう。夏色笑顔でセンターを取った瞬間から、彼女は人であり、人ではなくなったのだ。
そんなにこ先輩の謎のヴェールが、アニメ第5話にしてとうとう脱がれた。
にっこにっこにーなどはどうでもいい。そんなのに騒ぐのは素人のやる事だ。真のラブライバーは、にこの自己紹介でソウルジェムを濁らせる禊ぎなど、とっくに済ませている。
問題なのはその直前だ。
あんたたち、ちゃんとキャラ作りしてるの!!?
禁断の一言である。
僕らのLIVE 君とのLIFEでミシンを縫いながら見せた素朴な顔も、夏色笑顔で見せた膨れっ面も、もぎゅっとで転けてのてへぺろも、すべてはアイドルの仕事だと名言したのだ。ゾクゾクが止まらない。
その片鱗はCDのドラマパートでも垣間見えてはいた。むしろ、「キャラ作りしてるの!!?」というセリフすらキャラ作りという疑念すら捨てきれない。ストーカー行為や、最後の涙すらキャラ作りと言われても、にこ先輩ならやりかねない。
これでにこ先輩の魅力が削がれたかと言うと、決してそんな事は無い。むしろ愛が深まる一方だ。
揺るぎなくことほのまき推しだった私の中の防壁は、ににこりんぱなの攻勢に圧壊寸前である。まして、この先にはかしこいかわいいエリーチカの回想や、ミナリンスキーさんがもぎゅもぎゅする未来が待ち構えているかもしれないのだ。どれだけの廃人を生み出そうというのか、ラブライブ!アニメは!!!!
今日の執筆用BGMは『ダイヤモンドプリンセスの憂鬱』収録の『雨の日の練習は』。
今となれば、キャラブレが甚だしい。だが、それも含めてのラブライブ!なのだ。清濁併せ呑む気概こそ、ラブライバーの神髄と言えよう。
情報を与えられず、時間をかけて育てた自分の中のμ’sと、アニメのμ’sの間に整合性を取ろうと必死にあがく姿を、笑いたければ笑うがいい。我々は、この日のために、迫害され、蔑まれてなおラブライバーの誇りを守ってきた。
さあ、次はセンター決定回。
人気投票無しにどう料理してくるか、アニメスタッフの手腕に期待しつつ、にこ先輩の自己紹介CDの響きに包まれて眠りにつこう。「にっこにっこにっこにー にっこにっこにー♪」×∞
―――to be continued.