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ラブライブ!第3話感想。……あの、リアルにボロボロ泣きました。

   

―――トクン。トクン。

まさに上がらんとする緞帳の裏。
繋いだ手から、高まる緊張と成功への期待が溶け合う。

「μ’sの1stライブ、最高のライブにしよう!!!」

最も苛烈で、最も新しい伝説はここから幕を開ける。

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『ラブライバー』―――それはラブライブファンの総称。
「全にして一、一にして全なる者」を崇め奉り、約束の刻までPVアニメを無限視聴する反逆者達。

我々はラブライバーというだけで迫害され、身を寄せ合うしか生きる術は無かった。世界の片隅で震えるだけの存在であったが、それでも誇りを持って叫び続けた、「ラブライバーである」と。

だが、我々は堕落した。TVアニメが決まり、世間の評価も高まってきた事に浮かれてしまっていた。ストイックさを忘れた我々は、もはやラブライバーではなかった。

第3話は、そんな我々の横っ面を叩いてくれる30分だった。

 

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見返りを求めない。
余計なものは与えない。
純粋に歌とダンスのみを送り届ける女神達。

そうだ。例え誰も見ていなくても、世界から否定されても、穂乃果は一点の曇りも無い笑顔を守り続けた。それこそ、μ’sの原点ではないか。これは、かつてのテーマでもある、穂乃果のセリフに集約される。

このまま誰も見向きもしてくれないかもしれない
応援なんて全然もらえないかもしれない
でも、一生懸命頑張って、私たちがとにかく頑張って、届けたい!
今、私たちがここにいる、この想いを!!!

その点で、第3話は完璧な仕事だった。
海未の折り合いと共に、大成功へのステップを一足飛ばしで駆け抜ける3人。けれど、突きつけられる残酷な現実。
そんな中でも全力を尽くす3人の姿こそ、あの日あの時、「この娘達の願いに賭けよう」と決意させてくれたμ’sを体現していた。

そして、それを彩るために30分を捧げて1曲に費やす構成は、まさに我々に唯一与えられてきたPVアニメそのものではないか。TVアニメになっても、その本質を忘れない制作者に恵まれたラブライブ!の成功は、第3話で約束されたと言っていい。

 

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わずか1曲。その間にラブライバーの流した滂沱の涙は、大地を潤し、緑を芽吹かせ、恒久的な人類の繁栄の礎となる。μ’sの名は、もたらされた恵みと共に、未来永劫響くだろう。
だが、我々は止まらない。ここはスタートでしかないのだから。

永きに渡る神話はまだプロローグが終わったばかり。
さあ、今夜はもう寝よう。目を開けたら、OPシングル『僕らは今の中で』の発売日。まだ見ぬ明日は、抱きし夢の力で、眩しい光へと包まれる。

 

――to be continued.

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