クックパッドがクッキングパパとのコラボで、作中の料理を作る企画を始めました。
これがタイムリーだったので、自分限定でクッキングパパブームが来ているお話を書いておきます。おそらく、ほとんどの人は理解はできるけど共感はできない内容です(笑)
2013年1月時点で122巻と、美味しんぼと並ぶ長大料理マンガとなっているクッキングパパ。その名の響きは広い層に浸透していると思うのですが、ネームバリューの割には読んだという話を聞かないのは自分だけでしょうか?
自分もずいぶんとマンガを読む人間なのですが、まったくクッキングパパには触れずに生きてきました。しかし先日、思いつきで始めた美味しんぼマラソンが苦痛すぎてふとしたきっかけで今さらながらクッキングパパを読み始めました。これが衝撃的な出会いだったのです。
クッキングパパというマンガ自体に内容は無いと言っても過言ではありません。
料理対決なんて非現実的な事はおこりません。強烈な主張もありません。毎回少しのストーリーと料理が出てくるだけで、丸々1巻抜けても気付かないレベルの薄味です。(そのおかげで、サクサクと読めて長編が苦にならないです)
しかし、自分にとってはものすごい濃い作品でした。舞台が笑えるほどに地元なんですよ!!!!
特に、ヤバいのは花椎名店街。もろに、自分の育った町『香椎』がモデルです。
作中の料理の買い出し先ですし、商店街の人情話が主軸になったりする回も多いので、2話に1回は登場する勢いです。しかも30年に渡る長編なので、自分の育った月日に合わせて、町並みの変遷が絵として書き残されてるのですよ。ちなみに、ここに貼った名店街の看板はもう存在しません(´・ω・`)
いやー、なんでここまで読まないどころか、舞台が地元って情報も回避して生きてこられたのか不思議なレベルです。確かに、飲食店などでクッキングパパで取り上げられたコマを掲げている店などはあるので福岡市が舞台ってのは知ってたんですが、まさかここまで地元とは思ってもみませんでした。
作中では、趣味の釣りを新宮の海岸で行い、たまには箱崎に住む母親の所に顔を出し、休日には一大アトラクション施設『香椎花園』で遊び、息子は毎日香椎駅から通学しているわけです。聖地巡礼し放題ですね!!!
現在70巻ほどまで来ましたが、またこれが局所的ネタでツボを突いてきました。なんと、クッキングパパの息子であるまことくんが、オイラの母校である福岡高校へ入学しました。うわい、1クラスだけある男子クラスになってるよ(笑)
この調子だと、自分にとっては50年後も楽しめそうな傑作です。自炊、頑張ろう。(非料理的な意味で)
おまけ
料理マンガを積極的に読む最初のきっかけをくれた、お友達の料理漫画研究家@mu_mu_が、ここのところ積極的に料理漫画を紹介するブログの更新頑張っています。
日常的なテーマであり、巻数が少なめのジャンルですので、普段マンガを読まない方でも楽しめると思います。