オフラインのノーマルレベルクリアしました。大体10時間くらい。長くも短くもない感じで、まあこんなもんでしょうかね。
実は、純粋にFPSという分野は初めてだったので比較対象がまず無いんですよね。生まれて初めてなタイプの画面移動で、生まれて初めて軽い3D酔いを体験したくらいですよ。まあ、2時間もやれば慣れましたけどね。(そうでもなければ、一気にクリアなんて出来はしませんよ)
さてさて、長文書く気は無いので総括感想になりますが、"微妙"の一言。まず、根本的に三部作の完結編な位置づけなので、状況がよくわからないのが大きかった。しかし、事前にあらすじは勉強して臨んでいたわけで、それも含めて言わせてもらえば、"壮大で設定だけ凝った薄っぺらなSFだなぁ"としか思わなかった。アメリカ人、こんなんが大人気なんだ、とかなりのカルチャーショックでしたよ。まあ、日本産のロストプラネットも、オフラインのストーリーは酷かったからあまり強いことも言えないが・・・・・・。
では、ゲーム自体がおもしろかったかと言われれば、それも"微妙"と言わせていただきたい。
例えば、日本のアクションゲーム文化の基礎であるマリオで語らせてもらうなら、1-1のクリボーをああいう風に配置してあることから始まり、すべての面構成って計算され尽くしているんだよね。この意識は、日本のゲームでは当然のように受け継がれていると思うんですよ。しかし、Halo3やってて感じたのは、"とりあえず、ストーリー的に出そうな敵を出しまくればOK,OK"というイメージ。敵多いから、ひたすらピョンピョン跳びながら弾幕張って10時間が過ぎた気がします。途中で出てきた、巨大移動兵器"スカラベ"のようなバリエーションがあればよかったんですけどねー。(そうすると、MGS化しちゃう?)
かといって、爽快感があるかと言えばNO。三國無双とかだと、敵は多いけれど蹴散らせるという楽しさがあったりするけど、Haloの敵って弾との相性悪かった日には、銃のマガジン全部打ちこんでやっと倒せるような堅い敵ばっか。逆に主役のマスターチーフは、かなり撃たれ弱いのね。主役補正で弾が当たらない、なんてことはなく、そんなところだけ妙に現実的な強さな為、火力でごり押ししようと思っても雑魚の数に負けることもしばしば。そして何より驚いたのが、一段階レベル上げた"Halo本来の難易度"を謳ったアドバンスモード。全力でやって1面クリアがやっと。何せ、対岸のスナイパーがジャンプ中を正確に狙う精度にて、一撃でシールド全部吹っ飛ばしてくれるんですわ。いや、まあ確かに戦場ではそういうこともあるんだろうけど、Haloって万人向けじゃないの? 難易度調整狂ってるとしか思えません。しかし、それが売れるアメリカ。オレがおかしいのか?
なんか不満ばっかりぶちまけてますけど、どうせアメリカじゃ大好評だろうし、日本でもFPSマニアの方々は大喜びなんでしょうね。こういうとき、自分は違う人種だと思い知らされます。
いいもん、Halo3はオンライン対戦専用と割り切って買ったんだもん! しかし、オンライン対戦の方は仕様が未だによくわからず、手を出せていなかったりするのです。
とかいう感想書いたけど、おもしろかったはおもしろかったです。ラストの脱出劇は手に汗握りました。少なくとも、日本じゃこれだけの規模作れるメーカー、もういない気がする。そう言う面では、アメリカうらやましいなぁ。