大規模ストレージ構築記事書いて以降、買った報告エントリすら上げてませんが、ReadyNAS Ultra6を運用して4ヶ月が経ったので報告エントリあげます。投資額10万円ですしね。
ReadyNAS Ultraシリーズ6は、電源入れたままHDD抜き差ししたら勝手に容量拡張してくれるX-RAIDという素敵システムで稼働するNASケースでして、うちの6ベイモデルだと全部3TBで埋めればRAID5相当で15TBという素敵環境が手に入る計算になります。今のペースで録画しても、全部埋めるのに4年かかる計算です。しかもそれまでにはさらに大容量のHDDも出てるでしょうから、さらに戦えます。(ReadyNASは5年保障)
見ての通り、小さめのミドルタワー機ぐらいのサイズで、作りもかなりしっかりしています。動作音もがっつりデータ転送してる時以外は感じません。
現状の感想としては、
3年先を見据えてストレージ環境整える安心感は異常。
録画中毒者はみんな買うべき。
たった10万円でこれなら、PC買い換えるよりこっち買ったほうがいいよ!
ってな感じです。
運用環境
SambaやWebDAV経由でWindows機、Mac miniから呼んで使ってます。さらに、自宅鯖のDebian機にマウントしてます。基本的に生TSファイルが容量喰ってますが、あらゆるファイルをとりあえず突っ込んでる状況です。DLNAなどでも呼び出してますが、Atomの最高クロックなCPU搭載してある性能を無駄にしている感じはあります。
運用してみてのいろいろ
一度も本体をTerminalで直接叩く事態に陥っておらず、非常に扱いやすい製品だと思います。真夏にエアコン無しの部屋で運用というアレな環境でも問題なく乗り切ってくれましたし、発熱も少量。平常時にReadyNASのシステム側が足を引っ張ったことは一度もありません。ただ、権限などで問題は出たので、NASやサーバーを触ったことが無い人が最初に突っ込むのはさすがに怖いかもしれません。
問題点
一番の問題点は仕様を勘違いしていたところですね。Droboと比べての検討で買ったので、HDD増設の自由度もDroboと同等と思ってたのですが、ReadyNASのX-RAIDは増設する際に"1台目のディスクと同容量以上のディスクを追加"という制限があるのです。つまり、最初に3TBを2台挿した馬鹿(←誰のことでしょうね)がいたとすると、それ以後の増設は3TBのモデルしかささりません。せっかく余ってるHDDで少しでも増設しようとしても出来ないわけです。これは誤算でした。
あとは問題が起こった時に情報が足りないくらいですけど、サポートもきっちりしてますし、WEBブラウザによる各種管理パネルもよく出来てるので、何とかなるとは思います。
人の欲望は限りが無いですね
いくら信頼性高い環境を整えても一元管理では完璧とは言いにくい以上,大容量NASの最大のメリットは見かけ上3TB以上のストレージを様々なアクセス手段で扱えるってだけだと思います.そうなると,バックアップとしてネットのどこかにデータの墓場を作りたいけど,ネックとなるのは転送量.100Mbpsで1TB送ろうとしたら12時間かかりますし,そんなのを安価で許してくれるストレージサービスとか無いですよねぇ.(それ以前にプロバイダ側から怒られる)