PS3のオンライン配信専用ゲー"Flowery"で,PS3をゲーム機として始めて"買ってよかった"と思えた.

IRCnet@wideの#PS3部でみんながスペランカーの6人対戦をあまりに楽しそうにプレイしていたので買おうと思ったのですが,2400円という価格に臆して,何故かFloweryというゲームを買ってしまいました.このゲーム,超マイナーながらも好評だということは知ってたんですが,公式サイトみても得体の知れ無さに躊躇してました.しかし,今となってはなんでやってなかったんだろうと後悔しまくりですよ.

6ステージ構成で,最初から最後まで主人公とも言うべき一片の花びらをコントローラのモーションセンサーで操作し続けるだけという,言葉にすると陳腐にも程がある作品です.しかし,しゃべるわけでもなく,勝手に動くわけでもなく,本当に単なる花びらなのに,4ステージ目ぐらいから意志のような心の律動をオイラが勝手に感じ始めて,最後のステージでは本当に泣きそうになってました.

あまり言うと魅力が半減しちゃうので,イメージだけ伝えます.ICOワンダと巨像あるじゃないですか.あれって,世界感からも主人公からも無駄な物をそぎ落としてるのに,だんだんと言葉も無しに感情移入出来ちゃうじゃないですか.そこから,さらに人間やゲーム性すらそぎ落とした感じですね.もちろん,そんなのイメージですらないし,他にたとえようがないくらい尖ってて表現しようがない作品ですけど,本当に名作なので800円は安すぎます.このオイラが,E-620買った直後に製品感想書く前にこれ書いてる時点で生半可なレベルじゃないことを理解してください