研究者の端くれになって、特撮が楽しめなくなったのかも

先日福岡ドームで屋根の解放を見たせいでガメラVSギャオス見たのだが、その流れで猛烈にガメラVSレギオン見たくなったのでライブラリから掘り出してみた。

そこで見ていて、シリコンの甲殻をガス圧で動かしているという宇宙生物レギオンの死骸を解析しているシーンが気になった。

透過型電子顕微鏡で体組織の観察像が出てくるのだが、それが"半導体そっくり"という事から、シリコンで成り立っている事に気付く主役達@水野美紀

・・・・・・って、ヲイ。TEM撮ってるならEDXとかで成分分析などはするよな、普通。ビール瓶の瓶だけ摂取している事も事前にわかってるんだから、関係性ぐらい解析した研究者が気付け。

そして、"この体の構造だと、電磁波でコミュニケーションをしている可能性がある"というトンデモ論をブチ上げる主役達。ヲイヲイ、シリコンが半導体になるドープ濃度の精度をなめてるんじゃないのか? しかし、それが真実なレギオンさんの能力。

それに、TEM見る限りじゃシリコン単結晶に近いレギオンさんはセラミックスの塊みたいなもんだから殴ったらお茶碗みたいにパリンと脆性破壊起こすはずだし、そうなるとガス漏れで関節動かなくなるはず。なんて弱いんだ、レギオンさん。

いや、まあその辺いいだしたらきりが無いんでしょうが、自分の専門に近い範囲の事を微妙にホントっぽい嘘科学で使われると気になるなぁ。ああ、昔は素直に楽しめてたのに。