バーチャルYouTuber沼への踏み入り方をまとめてみるよ(2018年5月ver.)

バーチャルYouTuber(以下、VTuber)、人気ですね。観ていない人でも、SNSなどでちらほらと話題は目にしている事でしょう。 私もここ1ヶ月ほどは毎日6~8時間、複数窓同時にVTuberを眺めている生活です。

そんなVTuber。興味はあるけど、どこから手を付けていいのか全然わからない方も多いんじゃないでしょうか。

かくいう私も、友人に布教しようとしたものの、布教記事やオススメ動画がすぐに出てこなかったりしました。

 

私の持論として、とやかく言う前にさっさと観ろと思っているので、動画視聴前提で、心地よい沼へのマイルドな浸かり方をまとめました。 これでもだいぶ圧を下げたつもりなんだけど、情報量多すぎると思ったら逐次読み飛ばしてください!

 

VTuber沼の現状

VTuberというのは、配信者の動きや表情に合わせて動く3D、あるいは2Dモデルを介して、YouTuber的な動画を配信しているわけですが、そもそも見た事ない人にはどういう配信形態なのか伝わっていないんじゃないでしょうか。

 

www.youtube.com

2017年は、いわゆるヒカキンのようなYouTuberスタイル――編集あり・テロップ芸サムネの数分でネタ動画を連発するのが一般的でした。こういう言い方もアレですが、企業リソースによるプロの技術が投入されているので、動画のクオリティは非常に高いものになっています。

 

www.youtube.com

一方ここ最近は雑談垂れ流し配信という、どちらかというとラジオに近いスタイルが多いです。コメント欄や事前質問の話題を拾いながら、1時間単位でしゃべっていく体裁ですね。 生放送でダラダラと配信し、問題ない範囲でアーカイブとして残していく形式です。

後者のメリットとして、動画の製作・編集コストが低く、ゲーム実況なども組み込みやすいため、個人レベルでも大量生産が可能なわけです。
ただしデメリットとして、視聴者側の可処分時間が食い潰される点です。 はい、沼の片鱗がうっすらと見えてきましたね。

たとえば、こんなニート女子高生に付き合ってたら生活が破綻するので、最初のうちは前者の短時間動画をオススメします。

 

VTuberジャンル全体

では、VTuberについてもう少し掘り下げようと思うんですが、本当に多角化しているので、分類が難しすぎるんですよね。そこで、ここまでのVTuber業界の流れを簡単に俯瞰するところから始めましょう。

~2017年10月:黎明期

『キズナアイ』を筆頭に、バーチャルモデルによるYouTube動画配信を展開。

2017年11~12月:

『バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん』こと、ねこます氏を筆頭に新興勢力の躍進開始。『輝夜月』登場、『のらきゃっと』さんYouTube進出など、ジャンル全体の盛り上がりを見せ始めました。

2018年1~3月:群雄割拠

nlab.itmedia.co.jp

参入障壁の低さゆえか、VTuberの数が雨後の竹の子のように増えていきました。
2月配信開始の『猫宮ひなた』を中心に、『カフェ野ゾンビ子』やら『げんげん』、『鳩羽つぐ』などの凝ったバックボーンを秘めたキャラも出てきたりといろいろな可能性が模索され始めた時期です。

2018年4~5月:にじさんじ隆盛

3月中旬~4月初頭にかけて『にじさんじ』――月ノ美兎を中心とする、ゆるふわ配信集団が大幅な伸びを見せ、新たな盛り上がりを見せつつあります。

 

固有名詞が多すぎてなんのこっちゃわからないでしょうが、

  • 2~3ヶ月単位で状況が変化しており、今夏の流行すら読めない
  • 常に情勢が変わっており、流行に追いつくためには1日でも早い方がいい

ということだけご理解いただければと思います。

 

バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん

では、ようやく動画を観ていく事にしましょう。ホント、どこからどう踏み入るかってめちゃくちゃ難しいんですよ。

そんな中、VTuber沼の仲間内協議で全会一致により、1本目はこちらに決定しました。

 

www.youtube.com

  • 1本当たりが短く、既存動画の本数も少な目
  • VTuberならではという特殊性
  • 内容が万人向け(?)

「コンビニバイトの隙間を縫って作られたものでも世間の注目を集められるコンテンツになる」という事実を有言実行したねこます氏は、今のVTuber業界を切り拓いた先駆者なんですよね。 

そこからも自分を見失わず、自分の信じる正解を信じて行動し続けているねこますさんは本当に凄いと思います。

とはいえ、バーチャルでのじゃロリで狐娘でYoutuberなおじさんが筆頭に出てくるあたり、すごいジャンルだな、と改めて思います。

最新のトピックとしては、先週から始まったバーチャル放送局「V-TV」でコメンテーターを見事に努めており、今なお、確実に押さえておくべき存在でしょう。

 

バーチャルYouTuber四天王

www.youtube.com

 

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

初期から一気にジャンルを盛り上げた上の四人が、VTuber四天王と呼ばれてます。(上ののじゃおじさん含めて5人で四天王というのが一般的?)

VTuber沼の仲間内会話ではもはや触れられる事すらないくらいに必修科目なので、観ておかないとモグリです。

ただしどれも動画数が尋常じゃないのでまともに追いつこうとすると破綻します。各YouTubeチャンネルの動画一覧を人気順にソートして、上位で気になった奴を拾うくらいでいいでしょう。

『輝夜月』などは比較的テンポのいい短時間動画で、総本数も少ないのでオススメです。

 

にじさんじ

ここ2ヶ月ほどで圧倒的な人気の伸びを見せているのが『にじさんじ』と呼ばれる配信グループ。全体的に「やべー奴」揃いで、サブカルクソ野郎どもの心をがっつりと掴み取る事に成功しています。

現状で20人おり、語り出すと抑えきれる自身が無いので、たまごまごさんの秀逸な布教記事に代えさせて頂きます。

 

www.moguravr.com

 

富士葵

昨晩、来月から地上波で冠コーナーを持つことが発表された富士葵。 今日、この日こそ取り上げたいと思い、この記事を書いているようなものです。

この子に関しても、たまごまごさんの記事がマジで泣けるから読んで。 いや、マジで新モデル発表のあの日は、本当に視聴者全体が温かい笑顔に包まれたんですよ。

www.moguravr.com

 

配信グループ

project-amaryllis.com

www.youtube.com

vrlive.party

にじさんじの成功を受けてか、『アマリリス組』、『えのぐ』、『アイドル部』など、複数人でグループ組むパターンが多くなってきました。動画単体はおおむね1人1人なんですが、コラボ番組作ったり、Twitterで仲良くからんだりしているのを見ていると、そりゃあグループ全体を推す形になっちゃいますよね。

『BANs』、『ばかよし』、『ゲーム部プロジェクト』、『空想コード+』……etc. 1日が48時間あっても追いつかないよ!!!

 

おわりに

www.minna-vtuber.com

正直、「にじさんじ箱押し」、「ぽんぽこ箱押し」、「VTuber箱押し」みたいな全体推しを始めると数十人をカバーする羽目になって破綻しますが(体験談)、好きな数人を観るだけなら、気楽で楽しいコンテンツだと思います。

 

 VTuberは1日1時間!!!

 

輝夜月 おまえらの私生活が楽しくなる缶バッジ B

輝夜月 おまえらの私生活が楽しくなる缶バッジ B

 

 

一から揃えるソロキャンプ用品一式を妄想したった

4か月ぶりのブログ更新という事で、いきなり物欲ネタです。

昨年頭にロードスター買って以来、週末ごとにゆっくりできそうだし天気も良いな、と雑に一人旅に出まくっていた私。
そんなわけで、上記のように昨年秋段階で既に検討はしてはいた(にわかじゃないアピール)んですが、キャンプ用品一式買い揃えたいんですよ。季節もよくなってきてますしね。

当記事は、ひとまずネットサーフィンで調べた結果をまとめておこうという備忘録になります。

 

条件

  1. ソロキャンプ
  2. NBロードスターに余裕で積載可
  3. ひとまず夏用
  4. 予算50000円

バイクのツーリング向け装備(お高め)を買うほど積載能力を縛る必要はないけど、じゃあまともに荷物積めるかと言われると疑問符がものすごいのがロードスターの難しい所。

 

テント

  • 安物では浸水して死ぬ
  • かさばるのでツーリング用

という前提で、安定のコールマンの奴。
13000円

コールマン テント ツーリングドームST [1~2人用] 170T16400J

コールマン テント ツーリングドームST [1~2人用] 170T16400J

 

タープ

雨天時に大きければ大きい方が助かるので大き目狙い。
完全にAmazonの人気だけだけど、評価も悪くない奴。
4800円

BUNDOK(バンドック) ミニ ヘキサゴン タープ UV BDK-25 【3~4人用】 収納ケース付 テント アウトドア

BUNDOK(バンドック) ミニ ヘキサゴン タープ UV BDK-25 【3~4人用】 収納ケース付 テント アウトドア

 

シュラフ

暑いのはなんとでもなるけど寒いのはどうしようもないので、程よく暖かそうなラインを。
正直、見た目じゃ性能さっぱりわからんのでこの記事依存。

the360.life

またコールマンか。
7500円

テントマット

薄いマットでいいかなと思っていたけど、この記事()を読んで、腰痛持ち&長距離ドライブ予定なので必須だなってなった。
ただ、多分これと同じ型のエアマット使ってたことあるけど、反発に負けじと筋肉に力入って、意外と疲れたんだよね。不安。

2800円

www.sapporo-hunter.com

 

コールマン コンフォートエアーマットレス/S 170A6487

コールマン コンフォートエアーマットレス/S 170A6487

 

 


テーブル

折りたためば薄くなるのでサイズや重量よりも丈夫さ優先で。
自分の背丈的にローテーブルはつらそうなのでこちらで。
7500円

ユニフレーム UNIFLAME 焚き火テーブル 682104

ユニフレーム UNIFLAME 焚き火テーブル 682104

 

チェア

通常の椅子としても使えながら、リクライニングしながらまったりというのも可能という事でこちらで。
余談だけど、ゆるキャン△のシンボルとも言えるメイフライチェアが、Amazonマケプレで28000円とかなってて笑うしかない。
4600円

コールマン チェア イージーリフトチェアST グリーン 2000010499

コールマン チェア イージーリフトチェアST グリーン 2000010499

 

コンロ的何か

火起こし周りがいろいろと壁になりそうだが、炙り大将ですべて解決。
自宅の炙り大将、使いすぎて火の突きが悪くなってきてて買い直そうと思っていたところだったので、ちょうどいい。
鉄板買い増しもあり。
5000円

イワタニ 炉ばた焼器 炙りや CB-ABR-1

イワタニ 炉ばた焼器 炙りや CB-ABR-1

 

 

といいつつ、ちょっと火種が欲しい時も多そうなので、追加でイワタニのバーナーも投下。
3800円

岩谷産業 ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
 

ホットサンドメーカー

キャンプには必要だと思います。
1500円

焼き目がサクサク ホットサンドメーカー SJ2408

焼き目がサクサク ホットサンドメーカー SJ2408

 

食器・調理器具など

最初は自宅の奴でいいかな。

 

チタンマグ

これぐらいは凝りたいかな、と。サーモスの真空タンブラーとこれがあれば、だいたいご機嫌でしょう。
2100円

スノーピーク(snow peak) チタン シングルマグ 300 [容量300ml] MG-142

スノーピーク(snow peak) チタン シングルマグ 300 [容量300ml] MG-142

 

クーラーボックス

ロードスターのトランク、高さ的に楽に入るのは250mmくらいという制限でビール数本+αが冷えればOKという運用想定。
サイズ的制約で保冷力が期待できない以上、キャンプ用よりも釣り用を信じた方がいい気がしてこちらで。
ただ、実際にトランクに入れると他が入らなくなるから、助手席の足元かな……
4300円

ダイワ(Daiwa) クーラーボックス 釣り クールライン S800X ホワイト

ダイワ(Daiwa) クーラーボックス 釣り クールライン S800X ホワイト

 

ランタン

1人でも2台あった方が快適っぽい。今回は焚火想定していないしね。
結果として、光量小さめの2台体制で。
吊り下げ用はこの可愛い奴。1人だし、これで十分。
2400円

 

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) モジ BD81030 (ソルトウォーター)

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) モジ BD81030 (ソルトウォーター)

 

手元用は、憧れのガスランタン。やっぱ、雰囲気は大事だよ。
5200円+500円

コールマン ランタン ルミエールランタン 205588 【日本正規品】

コールマン ランタン ルミエールランタン 205588 【日本正規品】

 
コールマン 純正LPガス燃料 Tタイプ 230g 5103A230T

コールマン 純正LPガス燃料 Tタイプ 230g 5103A230T

 

 

おわりに

ここまでで65000円ちょうど。たぶんここからさらに+10000円見た方がいい。

んー、飽きるまでに何泊するかも読めないので、計50000円切りたいところだが……
一部、中古でいいかなとも思ってますが、キャンプ用品って似た製品が平気で数倍する世界なので、最初にケチるのも良くない気も。 そもそも、レンズ換算だと大したことないし!w

なお、この記事はアドバイス罪の適用ありません。知見、お待ちしています。

 

追記

  • 大きなタープは1人で立てるのは困難。なるほど。
  • そもそもタープ要らないんじゃね?
  • 最初は料理諦めよう
  • ただ、あんま削りすぎると優雅なキャンプが、仕方ない野宿になりかねない
  • そういえば、大きなランタン1つ持ってたわ

という現実的な部分の削減により、

  • タープ
  • 炙り大将
  • コンパクトバーナー
  • ホットサンドメーカー
  • 吊下げ用ランタン

で17500円削減 = 47500円。買う物自体のクオリティ下げると後で痛い目を見るし、こんなところが現実的なラインかなぁ。

身近で奥の深い「硬さ」と真摯に向き合ってみる8000文字

明けましておめでとうございます。2018年の初更新から暴発しました。 業界誌のちょっとした技術解説クラスの記事が出来上がってます。金出すから書けと言われたら、3万円でも書きたくない奴ですね。

 

さて、皆さんは「硬さ」について深く考えた事はあるでしょうか?
さすがに「硬さ」という単語がわからない人はいないと思います。 「長さ」や「重さ」、「強さ」といった一般的な物理量と比較しても劣らない知名度でしょう。 では「硬さとは何か」を具体的に説明できますか?

今回は触れませんが「かたさ」は、硬さと堅さ、固さと書き分けられてたりもします。

私、この辺りには一家言あるんですが、その身から言っても「硬さとは何か」というのは永遠の課題とも言えるテーマです。

では、どこがどう課題なのか。 一般的な新書レベルで噛み砕いて書いてみました。構成考えずに書いたので話があっちこっちに飛んでますが、専門的にもそれなりに踏み込んだ内容なはずです。

 

togetter.com

事の発端はこれを読んだからなんですが、まとめ内容も、まとめへの反応も、引っ掛かるところが多かったので、基本に立ち返って「硬さ」について自分の考えを整理し直しておこうかな、と。

私自身は金属材料屋なので、鉱物に対してとは多少発想が異なりますが、適宜読み替えてもらえればと。


硬さとは何か?

いきなり本質的なところに踏み込みましょう。

前述した「長さ」や「重さ」、「強さ」といった一般的な物理量は、その大きさを数値で表すための決まり事が明確に定まっています。 例えば、材料の「(引張り)強さ」だと、その材料に荷重をかけて引っ張り、破断した時の荷重と、材料自身の断面積から求まります。 要するに、決まった太さの物に対し、切れた時にかかっている力の大きさです。

何故そんな事が可能かというと、これら物理量は、単一の物理的性質により厳格に定義されているからです。古典的には、MKS(メートル、キログラム、秒[second])の基本単位を組み合わせれば、物理量は(ほぼ)表せます。

 

さあ、そこで問題になるのは「複数の」物理的性質が関与してくる「硬さ」のような場合です。

餅は餅屋。硬さを測る「硬さ試験機」メーカーのサイトを見てみましょう。

一般的には、「硬さは概念的に物体の堅固堅牢の程度を示し、磨耗に対する抵抗、引掻きに対する抵抗、弾性係数、降伏点、破断強さ、粘りと脆さ、展延性などに関連する性質の単独もしくは複合した関係性を示す尺度。」などと説明されていますが、工業界などで用いられる「硬さ試験結果」は数値として示され、常に比較してどちらが硬い、軟らかいを区別するもしくはランク付けしているに過ぎません。この「硬さ」を物理的に定義することは、前述の言葉の意味のように非常に困難なパラメータであって、規格で規定され多く利用される「硬さ試験」とて何ら変わるものではありません。
https://www.mitutoyo.co.jp/new/report/no249/mamechishiki/index.html

 抜粋すると「堅牢堅固の程度」、「性質の単独もしくは複合した関係性を示す尺度」、「常に比較してどちらが硬い、軟らかいを区別するもしくはランク付けしているに過ぎません。」ってあたりでしょうか。

つまり、硬さというのは複数の物理的性質が作用しあった結果の尺度でしかないわけです。 相対的な比較は出来ても、絶対的な物理パラメータとしては表せません。

 

モース硬さと硬さ値

とはいえ、一定の基準さえ決めてしまえば、硬さの度合いを数値では表せます。このように、「物理量」ではないが、規格で定められた手法で計測され、実用上の尺度として有効なものを「工業量」といいます。JISの定義も載せておきます。

 

複数の物理的性質に関係する量で,測定方法によって定義される工業的に有用な量。硬さ,表面粗さなど。

 

ここまで説明してきたものそのままですね。併せて、硬さを表す値は「硬さ値」となります。
では、知名度的にも、分かりやすさ的にも、モース硬さで考えましょう。(そもそもモース硬さが硬さ値と言えるかが怪しいですが……)

 

硬いって事は傷付きにくいって事なので、ダイヤモンドを最大の10として基準の物質決めてから引っ掻くことで、Aより硬いが、Bより軟かいから……とやって得られる相対的な値ですね。

 

流石にこれだと大雑把過ぎて工業的には使い物にならないため、もっと細かい数値が得られる「押し込み硬さ」を測るのが一般的です。 詳しくは後述しますが、ビッカース硬さ試験を例に取ると、「1000HV」のような硬さ値が得られます。

 

硬さ値の制約

ここまで来て、ようやく硬さの尺度を得ることが出来ました。しかしながら、これはあくまで工業量だという事を忘れてはなりません。工業量である「硬さ値」は「試験で得られた硬さの目安となる値」以上の意味を持ちません。

何が言いたいかというと、「1000m」は「500m」の2倍長いのは当たり前ですが、「1000HV」は「500HV」の2倍硬いかというと、決してそうではありません。そもそも硬さというものの物理的な定義が曖昧な以上、「2倍硬い」っていう比べ方そのものに物理的な意味がないわけです。

また、硬さ値は物理量では無いので、単位っぽく書いた「HV」は「Hardness Vickers」と測定方法を示す「硬さ記号」であって、MKS系に換算するものではありません。 一部のJIS含め、次元を無理やり合わせてPa(パスカル, 圧力)表記にする研究者もいますが、ほとんどの場合は当記事のように硬さとは何かへの理解を怠っているだけです。私は鼻で笑ってるぞ。 たまに学術的な意味も伴っている人もいるので、わかってやってるならそれはそれでいいと思いますが。

 

完全に余談ですが、何でこんなに回りくどくチクチク書いているかというと、「数字+大文字の硬さ記号(+試験荷重)」でJISやISOにも規定されているのに、硬さ値表記を意識的かつ正確に出来ている人は専門家でも少ないんですよね。 歴史的経緯もあるんですが、小文字使ったり、硬さ記号を頭に持ってきたりと、本当にグチャグチャなんです。
そこで、とある国際学会の予稿集で数百本をまとめてgrepしたことがあるんですが、きちんと書けてる奴は5割を割ってましたし、試験荷重まで併記できているのは2割にも満たなかったというね。 お前ら、もっと真摯に硬さと向き合えよ、と。

 

更なる余談ですが、研究者レベルでいくと、硬さ値を測る時の表現は「硬さ試験」であって、「硬度測定」ではないという原理主義者(?)も存在します。 「硬さなんてのは測定するほど厳密な度合いではない」、「硬軟のレベルを相対的に試験しているだけで測定とはいえない」わけです。 ここまでこだわる人は稀ですが、水のミネラル量な「硬度」との混同もありますし、JISでも「硬さ試験」で統一されているため、個人的には「硬さ」、「硬さ試験」を多用しています。

 

あ、あとT研(旧H研)の硬さ試験の実習、この辺り踏まえるとことごとく間違った事を教えてるから、ホワイトボード書き直して、TAも勉強し直した方がいいぞ。 #超私信

 

硬さ試験

私信を書きながら、大学院生でもここまで意識出来てる奴は稀だろ……な内容を一般向けブログに書いてどうする、とか冷静になりかけましたが、気にしたら負けです。いよいよ、実際に硬さを測りましょう。ちょっと出てきた、「押し込み硬さ」についてです。

 

物理的に不明確な「硬さ値」をどうやって正確に測っているかというと「測定したい物体に対し、ものすごく硬い物質を押し付けて、出来た穴の量から算出」という原始的な方法が主流です。機械部品を測るとすると、実物そのものの表面に押し付けたり、あるいは切断機で断面を出して、断面側に押し付けて測定するわけです。 多少の作業は発生しますが、試験方法としては「かなり楽」な部類です。
この「硬ければ硬いほど表面に穴が開きづらいよね」って、原子間の隙間まで観察出来る21世紀に、もう少しハイテクな手法はないものかとも常々思うんですよ。 でも硬さに限らず、機械的特性の測定手法は19世紀からベースは変化してませんし、これが実用的なんだからしょうがない。

冒頭のTogetterでも測ったモース硬さがバラつきまくってるように、人力で引っ掻いても安定しません。 そこで、接触状態、かかる荷重、押し込み速度などを機械的に制御した硬さ試験機により硬さ値を求めます。


さて、ここでも立ちはだかるのが、硬さ値は工業量だという点。 定められた基準に対して試験していくわけですが、基準を決めるのが物理法則では無く、人間になるため、規格が乱立しまくってるわけです\(^o^)/

もちろん、各規格にそれぞれ違う長所があるから、ISOレベルでいくつもの手法が定められているわけですが、大体の硬さ試験機は「押し込み硬さ」用です。 要するに押し付ける硬い圧子(=先端部分)と、加える荷重、そして算出法が若干異なるだけです。

 

  • ロックウェル硬さ試験:「硬い金属球」を押し付けて「押し込んだ深さ」から算出
  • ビッカース硬さ試験:「ダイヤモンドの針」を押し付けて「圧痕(=残った跡)のサイズ」から算出
  • ブリネル硬さ試験:「硬い金属球」を押し付けて「圧痕(=残った跡)のサイズ」から算出

 

……馬鹿なの? 死ぬの?

実際、押し付ける部分を交換して、各種硬さがマルチに測定可能な試験機も出てますし、個人的にはビッカース硬さ以外のすべての押付け硬さ試験が滅するべきだとも思ってます。

まあ、ビッカース硬さ試験の「ビッカース」も、開発したのが「英国:ビッカース社」が由来ですしね……

 

ここで特筆すべきは、それぞれの硬さ値は相互に換算できるという事です。「ロックウェル硬さ:60HRCだから、ビッカース硬さだと700HVくらいか」のような相互比較が可能なため、試験方法が乱立してても、とりあえず1つ試験できれば何とかなるのです。
その換算表がネット上でも手に入るので、気になる人は「換算表 硬さ」でググってください。

 

こんな感じにややこしくなった硬さ試験の歴史については、国立科学博物館が歴史的経緯を詳細に調査した資料が公開されてみます。ページ数だけでも確認していただきたいですがみっちりとしたA4 2段組みで71ページという凄まじさ…… 

http://sts.kahaku.go.jp/diversity/document/system/pdf/054.pdf

 

硬さと強さ

まったく構成を考えずに書き始めたので今更ですが、硬さを測る有用性についても説明しますね。

硬さ試験のメリットとして、学術的に物質の硬さをわかるという側面もありますが、それ以上に「工業的に使い勝手のいい値が簡単に測れる」という側面が大きいです。

 

たとえば、機械部品の機械的な特性を知りたいとなった時に、まずは何よりもその「強さ」が重要になります。 強ければ壊れにくく、摩耗しづらく、疲労破壊しづらく、サイズを小さくしてコストダウンなども可能になります。

しかしながら「強さ」を測定するのって大変なんですよ。素材的な強さを測ろうとすると引張り強さになりますが、引張り試験は決まった形の試験片を壊して測る事になります。 しかしそうやっても、機械部品になった状態の「強さ」を実測できてるとは言えません。 当然ながら、試験片の作製にコストも時間もかかります。

そこで出てくるのが硬さ試験です。

 

f:id:hageatama-:20180107152123p:plain

溶接材料と探傷剤の(株)タセト

わかりやすかったのでこちらのサイトの資料Iより抜粋です。見ていただければ一目瞭然ですが、横軸のビッカース硬さに対し、引張り強さTS(MPa)は綺麗に比例関係を持ってるんですね。 実用的には、ビッカース硬さ値×3 = 引張り強さ(MPa)で概算できます。 もちろん、ビッカース硬さ自身が他の硬さとも相互換算できるため、どんなものでも硬さ試験さえやれば、その部品の素材的な強さ、ひいては様々な機械的な特性が見積もれちゃうわけです。 容易に測定できるため、量産品の品質管理などにも適します。

 

硬さと靭性 ~ダイヤモンドは砕けます~

冒頭のTogetterまとめ、自分に鉱石側の発想が無いとはいえ、何で突然、靭性の話が出てきているのかは正直わかりませんでした。 とはいえ、硬さと靭性について、友人のFacebookのコメ欄で触れたので、関係性についても簡単に整理しておきますね。

 

まず、そもそも「靭性」がわかりづらいですが、要するに「粘り強さ」です。これが低下すると「脆性」=脆い性質を示します。  靭性の場合、物質自身の粘り強さに加え、表面の傷の影響も受けます。さらに、加わる変形の速度も関与してきます。 簡単に言うと、衝撃を与えた時の話です。 また、複合的な性質が出てきましたね。

そして一般的に、硬さが上がると靭性は下がる傾向にあります。強い物質が伸びにくいのに似た奴です。 顕著な例が、ガラスや陶器ですね。
ガラスなんかは硬さだけで見ると非常に硬いんですが、御存じのように、衝撃には極めて弱いです。 また、ガラスカッターのように先に切れ目入れてやると、ちょっと叩くだけで傷からパキッと割れます。

一方、靭性が優れているのが金属です。 ある程度硬くて強いのに、粘り強いため、構造材に多用されるわけですね。 いくら硬くて強くても、何かちょっとぶつかっただけで砕けていては話になりませんから。

この話題の究極形がダイヤモンドです。 天然物としては最硬であるダイヤモンドさんですが靭性は良くないため、トンカチで軽く殴るだけで粉々に砕けます。御行儀よくありませんが、YouTubeの転載動画を置いておきますね。

youtu.be

本当はここから、私の専門分野の1つである亀裂先端の応力緩和について語り始めて1万文字だろうが続けられますが要らないですか? そうですか。

 

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完全に脱線ですが、ついでに身近な靭性(?)として、スマートフォンのガラスについても触れてきましょう。最近のスマートフォン用ガラスは、以前よりだいぶ割れづらくなりました。全世界で日常的にガラスの板を持ち運んでいるとか、破壊力学屋さん的には信じられない時代なわけです。

上のスライドは、いろいろ整理してたら、大学で講義した時の資料が出てきた分です。 注目してほしいのは備考部分です。

ガラスはどうやっても表面に微細な傷が残るわけですが、その傷が開く方に力が加わると、傷=亀裂の先端に力が集中→亀裂が伝播→割れます。 食品の小袋包装に切込み入れてあると開けやすいアレです。

そこで出てくるのが、スマートフォンで多用されている、化学強化ガラス。(こちらは専門分野から外れるので、内容の精度は問わないで下さい)

化学強化ガラスは、硬く、傷つきにくいにも関わらず、それと同時に「圧縮応力」の付与により靭性も向上させているのが凄い所なんですね。 イメージとしては、ビー玉を並べた隙間に、表面側からゴムのスーパーボールを押し込んでいる状態でしょうか。傷が付くと亀裂が開こうとするわけですが、ガラス自身が傷の周囲から傷を閉じる方向に 「圧縮」するため、靭性も大幅に向上するわけです。

とはいえ、所詮はガラス。 普通よりは靭性が高いだけで、割れやすいのには変わりありません。耐衝撃を謳うフィルムも出ていますが、薄い以上は気休め程度です。 やはりケース側の保護を意識した方がいいでしょう。
具体的には、角から落ちた時の「力の分散」+「力のかかる速度の分散」が可能なのを選ぶだけで、割れる確率が1桁は減るんじゃないかと思います。「硬さ」と「靭性」は別物なので、薄いケースは傷からは保護してくれても、衝撃からは保護してくれないぞと小一時間。

 

最後に、大昔に書いた奴でも靭性について触れたことを思い出したので貼っておきますね。

www.hageatama.org

あずきバーの硬さと反発硬さ

冒頭のTogetterまとめ内でも単語が出てきている、もう1つの食べ物系硬さネタ「あずきバー」についても触れておきましょう。

nlab.itmedia.co.jp

この記事については、そもそも試験方法が正しくないので意味がない硬さ値に対し、キャッチ―な取り上げ方をしている最悪な例です。

これまた難しい話ではあるんですが、上述したような押し込み硬さ試験は、測定出来ない物質がいくつかあります。 わかりやすいのがゴムの場合です。 弾性物はどんなに硬い物質を強く押し込んでも弾力で押し返して跡が残らないため、計算上の硬さが無限大になるわけです。

同様に、氷などの圧倒的に不向きですね。 硬いものを押し込むため、接触部分で溶解・圧縮が同時に起こり、原理上まともに試験できるわけがありません。

 

blog.livedoor.jp

 各所で話題となっていますが井村屋様のあずきバーを使った実験結果はあくまで測定不能です。ロックウェル硬度計では測定対象物に圧をかけるので、氷が圧をかけると溶ける→圧を緩めると固まるを繰り返して正確な測定はできません。

これについては、ネタ元のブログにおいて補足記事が書かれています。これだから転載系のWEBメディアは(ry

ここからは門外漢による適当な予想ですが、ダイラタンシー現象みたいな一瞬の圧縮に対する硬化の後、金属球による吸熱による融解が進んだ結果、「押し込んだ深さ」から算出されるロックウェル硬さ試験が動的に妙な硬さ値をたたき出したんじゃないでしょうか。

wikipedia:ダイラタンシー

 

www.youtube.com

あずきバーの硬さに対しては補足事項がありまして、なんと硬さ試験関係のメーカーさんによる「きちんと測ってみた」動画が公開されています。 その手法が、ここまで抜けてた説明の補足に最適なので、詳しく解説していきます。


硬さを測る手法として一般的なものは、何度も述べてきたように「押し込み硬さ」です。 しかしながら、その他のものとして「反発硬さ」があります。 最も普及しているのはショア硬さ試験ですが、「硬い物質は反発係数が高い = よく弾む」という、これまた原始的な試験方法です。
表面の跳ね返りから測定されるため、簡便なチェックはし易いものの、測定のバラつきが大きいという欠点もあり、通常は簡易試験という立ち位置です。しかしながら、確かにあずきバーの計測には適しているんですよね。

特に動画のものは、メーカーさんの自社開発による独自の反発硬さ試験機になりますが、微小球を打ち込んでいるだけなんですよ。 試験機を冷やしておけば熱のやり取りも一瞬だけなので無視できる上、掛かる圧力も小指の先程度の微小球1個分。これなら「きちんと」と銘打っても納得の結果です。

興味深いのは、その後に再生される黄銅の硬さに対し、加工して硬化した前後の中間ぐらいの値な点です。 んー、それなりに硬いんだなぁ、あずきバー。

 

おわりに

何も考えずにノリと勢いで書き始めたら収集つかなくなった当記事。 最後まで読んだ方はお疲れ様でした。 普通に生活していく上で活かす機会はないと思いますが、「硬さ」1つとっても、真摯に向き合えばこうなるって事を頭の片隅に入れていただければ幸いです。 少なくとも、宝石の国がさらに楽しく読めるようになったんじゃないですかね???

 

宝石の国(1) (アフタヌーンコミックス)

宝石の国(1) (アフタヌーンコミックス)

 

 

話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選 @hageatama

さあ、来ましたよ恒例行事。恒例とか言いながら、隔年でしか書けていませんし、今年も完全に間に合ってません。

というのも、社畜こじらせて、今この書き出しが12月31日 22時37分。 例年だったら1週間前からアニメを観直しつつスクショを準備したりしながら練りに練るところですが、あえて記憶に頼りましょう。

さあ、選出含めて間に合うか!!!? (※今年は日頃からメモは残してはいます)

 

ノラと皇女と野良猫ハート 第06話 『世界平和』

いきなりレギュレーションギリギリアウトだーっ!!!!

もはやアニメですらないが、一年を通して「話数単位」で頭に浮かんだのはこれしかなかったですもん。 アテレコしてあるし、新たな可能性も提示してきたし、売り方も新しかったし、これはこれで

友人曰く、2ヶ月前に出たエロゲ原作なノラとと2が良かったといっていたのですが、1からの続きって事で完全に積んでおりますorz

 

冴えない彼女の育てかた♭ 第08話『フラグを折らなかった彼女』

これもメタ的ではあるんですが、放映と同じ2017年6月発売に原作の番外編(?)冴えない彼女の育てかた Girls Side 3で、詩羽先輩派の俺ですらメインヒロイン=加藤恵と認めざるを得なくなったタイミングの加藤無双回。ずるくね???

 

 

RWBY 第06話

レギュレーション無ければ5期が刺さりまくったんですが、とにもかくにも本作は入れたいなという思いからパッと浮かんだ画は、ジョーンだったんですよねー。

RWBYが良いのは、バトルではなくて、キャラの掘り下げ方だと思うんですよ。そのなかでもこの6話のように、全員にとってはおかしくても、ピュラにとっては最高のヒーローだって描き方出来ているの、故モンティ・オウム氏よ安らかに眠れって思いになれます。

 

ボールルームへようこそ 第24話 『ボールルームへようこそ』

ハッキリ言おう。ボールルームへようこそが入る事は確定していたけど、どちらかというと額縁回かなと思っていて、2クール目は不満の方が多かったんですよ。敢えて、フラストレーション溜まる構成にもしていたんだと思う。 単純に、悠木碧キャラのめんどくささも好きじゃないですしね。

だからこそ、交わらず、ぶつかりあい、多々良と千夏が「ペア」になる瞬間をこうも見事に最終回に持っていかれると、そりゃもう完敗です。これは、2クールやる覚悟のアニメでしか出来ない奴ですから。

あと、話数単位関係ないですが、本作は歌手としての小松未可子さんの使い方が非常に秀逸で、いいぞもっとやれ。

 

メイドインアビス 第10話 『毒と呪い』

もはや話数単位でどの話を入れるかという作品ではありますが、これは満場一致でこれでしょう。(ホント?)

富田美憂さんの声、当初のキャスティング的には想像より低くて違和感があったんです。しかし、話が進むにつれ、幼さが抜けたこの声の方が馴染んできたところに、この腕折り・失禁シーンですよ。

更に声という観点で行くと、井沢詩織さんという特殊声質の方が人気を得て、ナナチに当ててもらえたという奇跡。

 

この作品特有の、作者さんの性癖がガンガン出ていてヤヴァいところを、容赦なく、むしろ昇華させてアニメ化したスタッフの方々、本当にいい仕事でした!

 

宝石の国 第10話 『しろ』

作品としては第08話だし、投票的にも第08話に集まりそうな気がしてますけど、やはりアニメーションという意味では第10話でしょう。 ホント、2017年になったからこそ出来るアニメが、本気の本気を出した回。

最後2体の絶望感含めて、背筋がゾクゾクしたのはこの回が2017年で最高でした。語るのも野暮。 噛みしめて何度でも観たい。

 

ゲーマーズ 第01話 『雨野景太と導かれし者達』

今年一番持っていかれた初回は、ゲーマーズでした。 あまりにベタで御都合主義な設定で、ああいうオチをされた事が衝撃だったんですよ。 例えばどうやったってミステリ読む時は構えて読んじゃうし、それを構えさせないというのは狙ってやるのはほぼ無理じゃないですか。

即、原作全巻買わせる力がありましたし、そこまでやるか?なめんどくさいドタバタラブコメに魅せられました。 あ、ちなみに私は生徒会長 コノハ派です。 #わかりやすい

 

プリンセス・プリンシパル 第08話 『case20 Ripper Dipper

これも約束された神回ですね。こんなベタなのを入れなきゃいけないなんて、悔しい!

この半年、何度第08話→第02話のコンボをキメただろうか。 普通に第06話とかも入れていいと思うんですけど、ちょっと時間無くて捻りを入れる余裕を剥奪されると、「負けました!」って思いで第08話です。

今考えればわかりやすい構造なんですけど、放映当時は特に深く考察も入れていなかったので、そこからの1話から再視聴が楽しくて、楽しくて。

 

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 第12話 『世界で一番幸せな女の子 -CHTHOLLY-』

原作初版勢(Kindle版だけど?)なので思い入れがあり過ぎるし、ベタに最終回です。

個人的に、本作は古き良き泣きゲーの文脈という理解なので、自然の摂理としてクライマックス観ながらボロボロ泣いているおじさんが誕生するのはしょうがないのです。

続編「終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?」の捻くれた主人公が好きなので、2期も気長に待っていますね。

 

けものフレンズ 第12話『ゆうえんち』

基本的にアニメは全部観ようと思っている自分ですら、第02話を後回しにしていたくらいですが、ネット上では第03話ぐらいからざわつき始めましたよね。

そして迎えた最終話。あの過剰な期待に対して応えきったあの視聴者全員の一体感は、後追いで観た人には伝わらないナニカがそこにはありました。

ハッキリ言いましょう。アニメ開始当初では完全なオワコンであり、それがここまで伸びたのはたつき監督の尽力であり、それ以上の偶然があったんだと思います。 あの熱狂ありきの選出であり、2期は考えない事にしましょう、はい。

 

 

おわりに

「さすがに山場回や最終回は避けよう」とか、「通しか観ていない奴を如何に選ぼう」みたいな余裕が無くなった結果がこれだよ!!!!!

ある意味、心に刻まれてすぐに思い出せる10作品ともいえるので、これはこれでありじゃないでしょうか。あー、23時54分。ギリギリ間に合った!

クレカを3年ぶりに作ったので、クレカが嫌いって話をする

VISA→MasterCard→JCBと渡り歩いて、AMEX村にやってきました。 ここ6年、ずっとプチ陸マイラー通していたので、またANAの奴です。プロパーは年会費たけぇよ。

インターネットに依存している人生なのでクレカが無いと困ると言えば困るんですが、極力1枚だけの体制を通しています。別にお得さも信用情報にも興味ないので、不便なく使えればそれでいいです。

では、なんでクレカに対して冷めてるのかの理由を整理するため、古傷を抉ってみます。

 

理由①:自分がクレジットカードの勧誘バイトをしていたから

土日だけで不定期かつお高めに斡旋する系の派遣会社に登録していたので、セゾ〇系の勧誘バイトを結構やりました。街角でブース作って突っ立ってるあれです。場所によって毎回カードの種類も変わるので、いろいろと学んだ気がします。
以下、理由にはなってないけど追想。

  • 「このオプションは積極的に勧めろ」、「このオプションは儲からないから説明はそれとなく簡単に済ませろ」みたいな指示が多かったので心が澱んでいった。
  • 電子マネー黎明期に、「ああ、この人はクレカ機能無い奴を作れるのを知らないんだろうなぁ」と暗に気付きつつも幾度となく契約させてしまった苦い記憶
  • マスコットの着ぐるみとか居ると、マジ大人気!
  • 特にnim〇caのあいつは人気あったけど、名前が"フェレット"という力強い命名だったのが強く印象に残っている。
  • 住基カードとか、留学生とかの例外処理が1日1人くらい出て、その度に現場が混乱していたような。
  • あまりに人が来ない日に思わず自分で1枚作ってみたけど、何も益が無かった。

 

理由②:納得いかない形でのブラックリスト入り(?)の経験があるから

10年以上前ですが、未だに納得いっていない以下の流れでメインクレカ巻き込んでの強制解約を喰らいました。

  1. クレカ契約時に、ネット向けの別クレカ番号を付けられるオプションを選択。
  2. 新生銀行を引き落とし先で、サインにて契約。
  3. 印影照合出来ないからと口座の再指定を求められて変更。
  4. 実は「オプション」はシステム上、2枚目のクレカを作ると等価で別審査。オプション側のクレカ契約は新生銀行が引き落とし先のまま通っていた。(らしい)
  5. オプション側も当然使えるわけで、WEBサービス系の定期引き落としで使ったくらいで封印して存在も忘れてた。
  6. 使われてると思ってなくて寝かしていた新生銀行から定期引き落としが続き、口座が空になったある日、引き落とし出来なくなる。
  7. 明細もメインから切り離されてて気付かず、WEB系だからか内部処理がうまくいってなかったのか、電話や郵便的な請求も無く、最終的には数百円が払えずにブラックリスト入り(?)と事後のお電話で判明。抗議も通らず。

請求を把握しきれていない俺も悪いけど、今思い返してもクレカ会社側の非が8割じゃね?
どことは言いませんが、宗教上の理由で三〇住〇V〇SAカード系は永遠に作りません。

 

おわりに

ついでにAMEXの話ですが、何も理解してなかったけど、「使えないケースが多い」では済まない癖の強さがあります。

  1. ゴールドでも限度額20万円スタートとかざら
  2. 原則的に1回払い
  3. 高効率なポイント還元は期待するだけ無駄

なんだこれと思ってたんですが、折り合いつけてみると悪くない運用できそうなんですよね。んで、行き着いたのがこの記事。

https://crefan.jp/review/review_comment?revid=11746

完全に腑に落ちました。AMEXは会員サービスの一環としてクレジットカードがあり、それも仕組み的には後払いのデビットカードみたいなものだ、と。一般的な金貸し的思想ではなく、既存資産に対する立替えなんですね。

会員制としてのサービスだけは手を抜かないから、利用を積み重ねて、その都度電話してくれたら臨機応変に対応し、悪いようにはしないよって発想みたいです。今までも人生でローン組むのは避けてきたので困りませんが、これならプロパーで作っておけばよかったとちょっと後悔してます。

 

電子マネー検討含めて、この辺りは別の記事で詳しくまとめたいですね。