ヱヴァ破見終わって1時間後に書き始めるいろいろ

ネタバレとかそういう次元じゃなく書きまくるので要注意.始まって5分で"あ,これは3度は見に来るわ"と決意したので,TV版との脳内台本との照らし合わせや,カット毎の詳細な記憶,画面の端々のギミックへの注視などはあまりしていないので正確さは期待されても困る.流れはWikipediaのヱヴァ破項(超絶ネタバレ注意)見ながら思い出しつつ書く.要は,2度目見る時用のメモ.

  • 開始早々のマリと仮設5号機.画面の暗さとカラーリングで見にくかったが,CG的動きとしては一番萌えた.365歩のマーチ歌うマリで,坂本真綾ってこんなにいい声優だったっけ?とか思った.
  • 第7使徒の歩き方素敵.噛ませ犬ではあるけど,これによりアスカは1人で何でも出来る子設定へ.
  • アスカによるペンペンに気付くシーンのセルフパロディ.一番劇場が沸いたw
  • 意味わからん海洋保護施設へ.割と丁寧に時間割いていたので何かあるのかと思ったが,特に何も無し.ただ,TV版より世界設定がさらにシビアになってる気がした.
  • メガネメガネ.絶対領域.マリかわいいよマリ.変な娘.
  • サハクィエルもどき.あの,各パーツで弾道補正するのが素敵仕様だったのに…….手に穴が空いてもキレるわけでもなくへこたれないシンジくんで今までとかなりの変化が.
  • やっぱり消滅する第二支部.ただ,ここで一国のエヴァ所有数が3機までという新規規制登場.政治的なニュアンスは出ているが,表向き5号機までの計画しかないはずなのに3機までというのがちょっと変な気が.
  • 3号機起動実験.トウジが乗る可能性のある思わせぶりな描写を挟みつつも,妹の退院描写でアスカ搭乗決定へ.そして,死亡フラグを立て始めるアスカさん.
  • 最初からアスカが乗ってることがわかっているのでさらに手を出しづらいシンジ君.ダミープラグの起動部分で今度はどんな意味深な処理するのかと思ったら,隠しもせずになんか生えてきた-! BGMの今日の日はさようならは,あれ自体は庵野監督らしい変な趣味発動っぽいけど,深夜の馬鹿力リスナー成分により笑わずにはいられなかった.
  • ゼルエルもどき搭乗.元の方がシンプルな悪趣味さで好きだったが,喰った後のさらなる悪趣味さで感想変わった.悪くない.
  • マリ再登場.おいしい.おいしすぎる.TV版のアスカと比べると2号機活躍しすぎだろ.
  • TV版では"男の戦い"という事でごまかしていたシンジ君の戦う意味を,レイを助けるというのに置き換えたのは英断.そして,それをフォローしたのがマリの気楽な台詞というがまたいい.
  • おいしいところ持っていきすぎのカヲルくん.月の時点で布にくるまってたのがロンギヌスの槍だったのかな? "今度こそ君だけは幸せにしてみせる"って台詞は意味深すぎる.
  • ヱヴァQへ.響きがとってもオバQです.目指している方向はウルトラQか?

流れを追うとこんな感じでした.あとは全体感想.

  • マリの戦う意味が全くわからなかったので次が楽しみ.ビースト化していたとはいえレイに助けられた時には死ぬ覚悟してたはずだし,そこまで入れ込んでる割にはその後のシンジ君への態度がさばさばしてた.やはり,冒頭の子供の思惑云々が重要か.
  • 一番,シンジ君と加持さんの関係の持っていき方に疑問が.仲良くなるタイミングなんてあった?
  • 声優さんの演技ってすばらしいんだなと改めて感じた.マリの底抜けな前向きさとか,シンジ君の絶叫の種類とか,レイの静かな怒りとか,あれは"俳優が声優に挑戦!"では出せない領域.
  • キャラデザが綺麗に変わりすぎていたのが気になったな.ミサトさんのビールシーンとか,ゼルエル戦のシンジくんの狂気じみた笑みとか,一部完全に原版トレースな部分もあったので,狙ってやってるんだろうけど.
  • 今回は使徒戦につぎ込みすぎたせいで心理描写が少なかったけど,性格の方向付けをうまく修正していてあまり感じさせなかったのはうまいな.
  • TV版を踏まえた上で楽しませる非常にいい作品に仕上がっていたので満足でしたが,見終わった後にそんなことよりもっと根本的な部分で喜んでいる自分に気付いた.だって,ようやく本当の意味でのエヴァンゲリオンの新作を新鮮な気持ちで楽しめたんだぞ? アニメ見る人間としてこんなにうれしい事なんて無いわな.