後輩が買う買わないとか言ってたり、Twitter上で勧められたりで、思わず手を出してしまったトラックボール。まあ、3000円台という標準的なマウスの価格で世界が変わる可能性があるなら、安いものですわ。
Logicool マーブルマウス ST-45UPi
ロジクール
(定価)
在庫切れ (Amazon価格)
なし (Amazonポイント)
(私のおすすめ度)
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エレクトロニクス
在庫切れ
(価格・在庫状況は4月7日 5:29現在)
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結論からいくと、悪くはないけどビシッとツボにははまらないなぁという感想になっちゃいました。確かに、ボールをごろごろやってポインタ操作というのはマウスにはない素直な気持ちよさがありますが、大きな問題点としては3つ。ポインタ速度の決定が未だに出来ていない点と、操作の正確性が損なわれる点、そしてOS自身がトラックボール向けに設定されていない点が立ちはだかっています。
- ポインタ速度の決定が未だに出来ていない
- 速度を"ボールから指を離さないままに画面の端から端までいける"くらいに上げないと直感的に動かしにくいんですけど、そうなるとどうしても隣のアイコンに移動するぐらいの小距離移動がしにくくなります。かといって、速度下げてボールの慣性で長距離移動させようとすると、到着地点でビシッと目標に止まらないので×。今は速度落とし気味の加速度上げ気味で対応してますけど、OS側の加速度設定がトラックボールにしっくりこないのでイライラしてます。
- 操作の正確性が損なわれる
- 微少移動などは正確に出来るんですけど100px単位の移動で目標地点へビシッと止まらないんですよね。マウスと違って、ポインタの移動が回転角で決まるためにどうしても誤差が生じる。この辺は慣れなんだろうか? あとは、アイコンのクリック時にドラッグに誤動作するのも難点。最初は自分のせいかと思ったけど、ボールの摩擦が皆無な以上、ボールに手を置きながらボタンを押すとどうしてもポインタがブレるのは当たり前だわな。今のところ、"いじくるつくーる"によりマウスがドラッグと見なされる移動量の閾値上げて誤動作は減りましたけど、やっぱりたまに発動します。
- OS自身がトラックボール向けに設定されていない
- これに関しては感覚的な問題なので説明のしようがないのだが、マウスとトラックボールって同じ機能だけどやっぱりちがうものな訳ですよ。そうなると、マウス文化なOSにトラックボールはいまいちフィットしない印象です。これは、QWERTYとDvorakに近い感じ。後者の方が本質的な部分では上なのに、ショートカットキー設定などで結局前者の方が使いやすいというのに日頃から苦しめられているので、その流れを感じます。
いろいろ書いてみましたが、理屈以外の慣れな部分で、いろいろ気にならずに使えるようになったのも事実です。しかし、それってマウスだとそんなに深く意識しないでやれてた部分なのも事実。それもこれも、トラックボール、個々人向けに合った設定の幅が狭すぎるのが原因なんですよ。そんなわけで、こんな記事書いたら、きっとすてきなトラックボール使いが解決法を提示してくれるはず! 。