Kindle国内上陸直後からずっとiOSアプリがひどいと連呼しているオイラですが、同時にBOOK☆WALKERのiOSアプリが素晴らしいという思いもあり、動画作ってみました。iMovieで小一時間でやっつけました。
動画を見れば一発ですね。 Kindle for iOSでもPaperwhite程度の速度は出るので小説の読み進めに致命的な支障があるわけではないんですが、普通に読む速度でも詰まったりして、かなり萎えます。ってか、液晶のハイスペックタブレットがなんで貧弱の電子ペーパー端末と動作速度競ってんだよ…….
一方、BOOK☆WALKER for iOSは描画を無視して送れば、さらに倍の速度でも詰まりません。もちろん、画像ファイルで構成されたマンガなどでも早いです。紙面情報読み込みとページ遷移処理がスレッドなどで切り離されてるんだと思います。いや、当たり前の実装だと思いますけどね。
最近はマンガやラノベのシリーズ系、雑誌などはBookLive!から買って、BOOK☆WALKERへ逃がそうと画策しています。 Kindleのクラウド、冊数増えると整理効かないですし、よく「Kindle見せて」と言われるので、相手によっては社会的立場が危うくなりかねないという厳しい現実もあるのです。 Lideo(BookLiveの電子ペーパー端末)買ったら、切り替えていくつもりです。
国内ストアも頑張ってます
この動画はBOOK☆WALKERならびにBookLive!の努力により実現されました。
具体的には、角川グループ運営のBOOK☆WALKERが、自社系の書籍を中心に他のストアで買った本も『本棚連携』という形で相互に反映できる仕組みを行っています。ストアによる囲い込みの緩和や、万一ストアが閉鎖されても他のストアで読めるリスク分散が出来るのは素晴らしいです。
さらに、連携先のBookLive!では積極的にマンガ・ラノベの無料配布枠を設けており、Kindleで持ってる本が無料枠になったので、比較動画を作る気になりました。動画内の『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』はセール終わりましたが、なかいもとおにあいが現在1巻無料です。テレビアニメ枠をどんどん投入して頑張ってます。
私自身は「国内出版業界は努力するのが3年遅いよ。売る方も買う方もリソース分散して共倒れする前に、さっさとストア淘汰進んで3つくらいに落ち着け」と思っていますが、Kindleの読書周りにクソな仕様が目立つのは事実ですし、そこを補う形で国内ストアが頑張っています。まあ、それで勝てるならAmazonがここまでのさばらないと思うんですけどね……。
おまけ
冒頭に貼った『iOSのKindleアプリに絶望した!』エントリ内で熱い思いを語ったそれいけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコの1巻が今月のKindleセール対象作品になっていて,紙版が1260円のところを333円になってて大変お買い得です。上記の問題は修正されてますので、ご安心を。 3日前に発売以来初めて全体100位以内に入った上、現在も15位で検討しています。2巻以降も常時半額の667円で売ってますし、何よりも旧版から数えて20年越しの完結を迎えたばかりなのですよ!!(実際にはもう1冊出るっぽい?)
是非お手に取ってみてください。