ラブライブ!第2話感想。無駄に膝がえろくね?

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前回のラブライブ!

「光あれ。」
神は6日かけて天地を創造し、人が生まれた。

そして今、大地の恵みである穂乃果、大空を舞うことり、そして母なる海未。
天地をその名に抱きし三人が、全ての救いとなるべく立ち上がる。

けれど、彼女らはただの人だった。
どうしようもなく無力で未熟な少女でしかなかった。
それでも、やると決めた。戦うと決めた。救うと決めた。

「私、やっぱりやる! やるったらやる!!!」

その意思こそが、世界という堅牢な壁に突き立てる牙。
世界を救うために世界への反逆を選んだ彼女らは、その瞬間から女神を目指す道へと足を踏み入れたのだ。

ただ真っ直ぐに突き進む、その方向も目標も正しいのかはわからぬまま―――。

 

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西暦2013年1月16日 午前0:00。
あの聖戦から1週間。また、約束の刻が来た。

わずか30秒。
そう、わずか30秒なのだ。

先週の繰り返し。新しい情報は何も無いつぎはぎの30秒。
それでも、エネルギッシュなえみつんボイスは容易に俺の脳を灼き切ってのける。

人の身で抗うだけ無駄な神の一撃。
されど、脳髄の痺れる鈍痛を無視し、奥歯を噛みしめ、無限にも思える1秒を積み重ねて画面を目に焼き付けるがラブライバーの宿命。
苦しみを享受する時間こそ、至福の時間でもあるとは、なんたる皮肉だろうか。

そんな孤高の戦いなど歯牙にもかけず、ストーリーの歯車は回り続ける。
我々はただ、それを見守るのみ。それが、ラブライバーなのだから。

 

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風雲急を告げるタロットカード。神の巫女が示すは太陽の正位置。
穂乃果の溢れんばかりの意欲は、その眩いばかりの行く末を指し示す。

しかし、その道を阻まんとするは世界という名の防衛機構。
その壁を打ち砕くは、穂乃果が持つ天性の魅力。
穂乃果に惹かれ、穂乃果に願われて、人は人にして人を越える。

 

穂乃果はことりに願った、彼女らの纏いし羽衣を。
穂乃果は海未に願った、秘めたる思いの乗せられし言霊を。
穂乃果は真姫に願った、優雅に紡がれし耽美なる旋律を。

 

その願いは、新たな女神の芽吹きとなった。
我々は、まだ揃わぬ彼女らの背に、高潔な片翼を垣間見る。

 

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μ’s』―――それはゼウスとムネモシュネの間に生まれし芸術の9姉妹。
願いを共にする者、違える者、届かぬ者、届いた者……導きを示す少女の願いは、姉妹の運命の歯車を動かす。
最も苛烈にして最も新しい神話は、荘厳なる終劇へ向けて、今その第一歩を踏み出した。

 

――to be continued.