Kindleで本を出した時のおはなし【執筆編】

  1. Kindleでの個人出版で出会った罠一覧
  2. Kindleで本を出した時のおはなし【執筆編】
  3. Kindleで本を出した時のおはなし【修正編】
  4. Kindleで本を出した時のおはなし【画像と権利編】
  5. Kindleで本を出した時のおはなし【表紙編】
  6. Kindleで本を出した時のお話【販売編】

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読んでない方は是非読んでくださいな。100円です。

Kindleで「自炊ノ全テ」という本を出した際の出版記(?)を書いていきます。
まとまりを考えずにダラダラと書いているので論旨が散逸しています。参考にしたい場合はこれらを再編集して出版されるかもしれない次回作にご期待ください。(笑)

今回は持ってる知識の解説だけだったので、執筆自体はスムーズでした。
リンクなども埋め込めるわけですし、『Kindleを今の時点で読めている』というフィルタリングにて読者のリテラシーもそこそこ高いという前提で動けたので、ブログを書く延長で書けたのが大きかったです。

しかし、Kindleで読める状態に仕上げるというのは別問題ですね。編集方法など、きちんと決めておかないと書き終わった後に地獄を見ます。

 

執筆手段

当初、GoogleDocsでHTMLを吐いてそのままKindle側に登録すれば内部変換もスムーズという情報を鵜呑みにして執筆してました。
確かにそれは一部真実で,変換エラーに出会うことなくKindle対応形式になったのですが、その後のレイアウトや互換性調整で死ねましたorz

これは後で判明したんですけど、電子書籍のデフォルトであるEPUB3形式って、思った以上にHTMLベースなんですね。xhtmlファイルを束ねて、cssファイルで装飾して、ファイル構成情報のメタファイル突っ込んだのをzip化したのがEPUBになります。(Kindleは少し違うけど同じものと思ってください)

それがわかってればGoogleDocsでなんて作りませんでしたよ。ぐちゃぐちゃで冗長なHTML吐きますんで,人間が直接弄ってレイアウトをどうこうできる代物じゃありません。そんなわけで、定番らしいフリーのEPUBエディタ『Sigil』に移植する羽目に。

SigilはSigilでアレな仕様満載ですが、人間の手で内部のタグを直接編集すれば何とかなるのは大きいです。XHTMLが出てきた当初、手入力してValid目指していたあの頃が今よみがえる!!!
まさか、このご時世にXHTMLの宣言文をいじる日々が戻ってくるとはなぁ。

ここで、コピペ移植で変なタグ引き継いで発狂したのはまた別のおはなし……。

結論

HTMLとCSSの知識がある人はテキストエディタで執筆し、EPUBエディタにて定型に流し込んでからKindleへ送ろう。

 

おまけ

ただし、縦書きを中心とした日本語対応や、ワープロソフトとしての機能に欠けたので、EPUB形式対応の一太郎2012を買いました。200冊売れないと元が取れませんorz