注:次のカメラとiPhoneと三脚だけできれいに小物を撮る方法も併せてお読みください.
突然ブツ撮り設備整えようと四苦八苦していたところに教えてもらった"LEDライトセーバー"を作ってみました.LEDライトセーバーを端的に説明すると,LED懐中電灯にディフューザーを付けた物の事で,これを振って長時間露光させる事で,影や反射を制御したブツ撮りを可能になるわけです.出自や詳しい事はググってください.では,論より証拠,サンプルを貼っていきます.
これは卓上蛍光灯を光源に,百均で材料買い集めて作ったミニスタジオで撮ったものです.しかし,正面から撮ると画面内に映り込むし,レフ板やトレーシングペーパーで入射光制御しても,影は出来てしまいます.
そこで,ちょっと傾けて画面内の映り込みをごまかしたりしていろいろ頑張った最大の成果がこれでした.カメラを映り込まないようにするため奥に倒れてて,違和感があります.
しかし,LEDライトセーバーを使えば,一発で画面の映り込み無し,反射も上品な写真が撮れました.ちょっと右側が反射しすぎですけど,何回か撮れば確実にいいブツ撮りが出来そうだと確信出来ます.
LEDライトセーバーの利点としては,今までブツ撮りに必要だったありとあらゆる装備が必要無く,背景となる布とかと,三脚,そしてLEDライトセーバーさえあれば,それっぽい写真が撮れちゃいます! 欠点としては,ライトセーバーの振り方に正解がないし,安定もしないので,毎回違う写真が撮れちゃいます.まあ,それはそれでおもしろいですし,個人レベルでは問題にならないでしょう.
では,作った工程を載せていきます.
LED懐中電灯以外は全部ダイソーで済ませました.要は懐中電灯の先に細長い箱を付けて中に反射するものさえ貼ればいいので,各自で好きなように作っていいと思います.一番難しいのは箱と懐中電灯の接続で,懐中電灯部分を持った時に箱の部分が取れてしまわないようにしなければなりません.自分の場合はケーキサーバーがちょうどよかったので使いましたが,別に定規とかでも問題無いと思います.
懐中電灯の光を分散させるように,アルミホイル巻いた板を斜めに箱に取り付け,その周りを発泡スチロール製の黒いカラーボードで包んで,ディフューザー代わりの半透明下敷きで蓋をすれば完成です.今回の工夫としては,懐中電灯付ける部分を箱に穴開けて作っちゃうと固定部が複雑になるし,強度も落ちるので,最初から透明な箱で作って,発泡スチロールに開けた穴にはめるようにしたところですね.
こんな感じで光を分散させて反射する箱になります.撮影条件は10秒 F11ぐらいからLEDの明るさ,撮影する物のサイズなどで条件振ればいいと思います.では,よいブツ撮りライフを!