2000年代の個人的アニメ10傑を選んでおくよー(2010年07月版)

去年,1年間って短い期間で2000年代のアニメをある程度網羅してみたので,その中で自分の中のアニメ十傑を選んでみたいと思います.選ぶにあたり,いろんなジャンルからまんべんなく選ぼうとしてしまった部分があるのですが,数多ある中から10本選ぶとかその時点で無理がありすぎるので,しょうがないと諦めてください.ランキングではありませんので,恣意的にならないように五十音順でいきます..

ARIA The ORIGINATION
ARIAの3期です.最強の雰囲気アニメでしたね.マンガで死ぬほど描き込んで再現されたネオベネチアを見事にアニメ化していたARIAシリーズでしたが,さらに成長譚としての要素が加わり,それが実を結んだ3期は,ずーっと感動で泣いてました.普遍的な名作.
カレイドスター
スポ根要素と少女向け要素で当初はどうかと思っていましたが,最後にはめっちゃ真剣になって気付いたら3日で4クール見てました.やっぱり,ヒロインのそらとレイラさんが非常に魅力的で,真っ直ぐに目標へ向かっていく姿が良いんでしょうね.変に媚びる事もなく,爽快に作ってある作品ってのはいいものです.
喰霊-零-
圧倒的な構成の巧さで,ネットを初めとするアニメ視聴者側の環境の変化があってこそ出来たアニメなんじゃないかなと勝手に思ってます.10年前だったら,原作の概要すらわからず,構成的に序盤で置いていかれる可能性が大きすぎて,制作者側もあんな実験的なことやらないでしょ.全てを乗り越え,最終話の最後でParadise Lostのイントロからのマンガへ繋がった瞬間,鳥肌立ちまくりでしたね.マンガだとせっかく片がついたはずの黄泉が安っぽく出まくるので,そっちのアニメ化はやめてほしいなぁ.
攻殻機動隊SAC
あまりに順当すぎますが,このアニメの出来の良さは圧倒的すぎて,これを入れないってのも嘘臭くなりますよね.個人的には,タチコマの家出回が好きです.攻殻って枠組みの中であの話を挟めるのが,シリーズの余裕ですよね.
ゼーガペイン
ロボット物の中でも,毎回見事に見せ場を作って幕を引きつつ,複雑かつ深い設定がじっくりと明らかになっていく渋い構成がアニメ好きとしては最高にたまらんですね.当初,単純な筋肉バカかと思わせるキョウちゃんがだんだんと魅力的なキャラに変貌していき,そこにCGの見事なロボットアニメーション(序盤を除く)が華を添える.うむ,すばらしい.
SoltyRei
純粋に一番好みなアニメですね.アニメにもいろいろあるんだろうけど,ほどよい燃えと,ほどよい萌え,ほどよいご都合主義,ほどよくご都合主義に頼らない展開,過度の感動,最高の声優陣…etc.総合的に見て,ものすごく好みなわけですよ.
ちょこッとSister
なんでこれなのかって聞かれると困りますが,かわいい女の子が出るアニメなんていくらでもある中で,飛び抜けてこれが好きなんですもん.それ以上の理由なんてありませんよ."なんで小学校に通ってない事を誰も気にしないの?"っていう人は嫌いです.
天元突破グレンラガン
ドリルと根性により,奇跡的な熱さと密度で駆け抜けていったGAINAXの頂点.たぶん,将来的にもこれを超える熱血馬鹿アニメは現れないんじゃないだろうか.
ぱにぽに だっしゅ
2000年代の4コママンガを動かしたのがあずまんがなら,オタク向けアニメ(?)を動かしたのはぱにぽにでしょ.(異論は認める.わりと最近だし.) 何度見ても,アニメとしてgdgdなカオス空間なのに,どんどん引き込まれて何度も見ちゃう.力抜いて見られるし,見なくてもいいのに見ちゃうのは,ぱにぽにの摩訶不思議な魅力だと思います.
LAST EXILE
ボーイミーツガール……とも違いますが,少年の冒険譚の基本を踏まえつつ,壮大な空の物語ってそれだけで燃えますよね.さらに,SFに食い込む素敵設定と,初見時にはポカーンだけどいろいろわかってから見直すとさらに深い事がわかってくるストーリー,純粋にいい作品だと思います.あとは,斎藤千和さんの演技が神!