特に理由も無く,突発購入しました
今月頭にふとKindle買おうという気になり,その5分後には注文終わってました.マジ怖い.
オイラは登下校をバスで往復3時間強という劣悪環境なので,その間の読書ツールとしてiPadで十分満足していました.しかし一旦Kindle買っちゃうと,iPadの稼働率が一気に下がりましたね.Kindle,なめてた.
注意点
自分が満足しているのは,以下に挙げる条件を満たしているからです.
コンテンツは当然皆無ですし,自分のように本をデータ化して溜め込む事に喜びを見いだせる性格じゃ無いと,現状は出先に文庫本一冊持ち歩いた方がよっぽど効率的だと思います.
さらに,Kindleは文字情報を読む前提で設計されてるので,マンガには向いていません.EInkディスプレイそのものの表現力は足りてても,画面のアスペクト比,解像度,見開きへの対応など,あらゆる面で微妙です.まあ,気にしない人なら我慢できるレベルですけどね.
嬉しい誤算
KindleはPDFを最適化しないと使い物にならないんですが,いつも作ってる自炊書庫ファイルをChainLPによるバッチ処理かけたら,手間無しに最適化出来ました.この辺は,PSP向け動画ファイル生成でガジェット専用にファイルを用意するのに慣れてたので,違和感ゼロでしたね.(笑)
さらによかったのが,最適化後のPDFのサイズです.Kindle4のユーザー領域1.25GBはかなりの制約になっていたわけです.けれど,最適化したら小説1冊でも10〜15MB.これならかなり戦える感じがします.
で,実際読んでみてどうなのさ?
半月ほどじっくり使ってますが,久しぶりに未知の代物だと感じてます.
よく,画面に直接印刷してあるみたいという表現を見かけますが,まさにそうなんですよね.液晶のようなグリッド境界が存在していないせいか,スペック上は低解像度なのにアナログな滑らかさを感じます.バックライト無しに,薄いフィルムの下にはただインクが乗ってるだけに見えるのも印刷物っぽさを高めてますね..
しかし,ガジェットとしての作り込みは第4世代なのになってないなぁという点もちらほら.保持しづらいし,ページめくりも押しづらいのも,この軽さのためとして納得しよう.でもさ,UIのひどさはもう少し工夫できない物かと小一時間.UIの導線も左右移動ボタンが複数あってわかりづらいし,大幅なページ移動や拡大処理もiPadに慣れちゃってる身には辛いぐらい煩雑なんですよ.
とはいえ,純粋に小説を淡々と送って読むだけという読書ツールとしては,紙の小説すら凌駕するくらい便利です.これだけ軽くて,片手で保持とページ送りが出来て,日光下での視認性も良いと,読書って行為そのものが変わってしまいそうです.改めて紙の小説読もうとすると,ノドのとこの読みづらさに気付いて愕然としました.片手で持てるっていうのはページ送りが出来るってだけじゃなく,ページ両開きにする制限からも解放されるって事なんですね.鞄に入れて小説の角が潰れたり,持ってきた本が足りなかったりで涙目になる事からも解放されたし,確実に読書環境充実しました.
結論
週一冊以上本読んで,自炊PDF用意出来る人なら確実に買い.っつーか,買え.