昨日,Realforce買った件について書こうと思ったら,2ヶ月前にこれを買った件について触れないといけないなってなったので。むしろ,ブログのネタとしてはこちらの方がガジェッターっぽいんですが。
経緯
4月にゲーミングPC買った時に付属してきたキーボードから切り替えたいなと思っていたある日。タイピング沼の友人がDiscordに,DUMANG DK6 miniのお買い得なメルカリ出物情報を流してきてたので,即ポチ。
簡単に説明すると,キーの一つ一つが独立してて,磁石で自由に配置できるキーボードですね。おそらく日本ではまだ正規販売されていないレベルの人柱商品ですが,自由に配列が動かせる時点で,配列沼の住人的には夢のようなキーボードなんですよ。
構造とか
構成としては,ベースの基盤に,ひたすらレゴブロックみたいにキーを並べてあるだけというシンプル構造。キー単体の仕様は,オーソドックスな軸にキーキャップ仕様なので,自作キーボード的なカスタマイズの可能性も無限大。Windows上でも,繋いだままキーを入れ替えるだけ即時認識されます。
ベース側はアルマイトなのか,iPad風の高級感ある板からUSB-Cケーブルが生えているだけです。磁石自体がかなり強力な上,全体もずっしりと重いレベルの自重があるため,不安定さみたいなものは使っていて全く感じません。すごい。
キー配列好き限定視点
さて、ここからは全人類の99.9%とは共有できない話題かつ本題です。
私,古くは漢直入力を覚えようとしたところから始まり,NICOLA配列を経て,Dvorak配列およびその派生で生きている変態配列愛好者なので,市販のQWERTYキーボードはそのままは使えないんですよね。
このDumangは,そんな人への歴史的契機として刻まれそうなレベルで革命なんですよ。必死にキーマップをソフトウェア上で擬似的に設定していたのを,簡単かつ物理的に入れ替えられるというの,実現すると思わないじゃない。
いくつか試してみましたが,こんな感じで落ち着きました。すごい。HHKB分割したようなDvorak配列キーボードが実現しとる!
自分では使わないキーはガンガン削る一方で,誤タイプしやすいEnterキーなどは周囲にスペース確保したりとか,スペースの両サイドにもスペース準備したりと,オリジナルカスタマイズがし放題。
1,2段目だけ格子配列(Ortholinear)で,3段目だけズラすとか,自作キーボード的にもなかなか無いでしょうし。
ただ,ついてきたキートップが傾斜きついタイプでDvorak配列に入れ替えると高さがガタガタになっちゃうんですよ。これは,傾斜が無い「DSA」って規格があるらしいですね。軸も茶軸から変えてみたいし,どんどん沼が深くなる奴です,これは。
もちろん,基盤ももっと面積大きいとか,エルゴノミクス風とか,配列ももっと追い込んでいきたいとか,やることが多すぎますわ。
一応,コンビネーションとかキー割り当てでATOKの専用のローマ字プロファイル切りましたが,気持ちよく使えてますね。日本語環境は考慮されていなかったりという問題はありますが,このキーボードに手を出すレベルの人なら,なんとでも適応すると思います。
いやー,こうなると最近話題のEucalyn配列も覚えようかなという気になりますよね。配列沼の住人としては,机上の効率を求めて精進していきたいところではあります。
終わりに
本記事は,2ヶ月前に買った当初に書き殴った下書きの再編集版なんですが,なんやかんやあって,何故かド定番のRealforceを買いました。その辺は次に書きますが,DUMANG自体にキーボードとして問題があったわけではありませんので,あしからず。ただ,パソコンとの向き合い方を考えるという,哲学的な方向に悩みが発生しただけです。