参考にはならない自炊開始2年目時点の自炊ノウハウ

自炊記事がまとまってきたので,自炊カテゴリ作りました. それを記念に(?),スキャン開始2年経過時の本気自炊ノウハウを書いてみます.1年前に自炊ノウハウ記事1年後ver.は書きましたが,今回のは自分向け特化なので,アホがいるなぁぐらいのノリで読んでください.

もし実際にやってみる奇特な人がいるなら,細かいところは1年後ver.と変わってませんのでそちらも併せてごらんください.あと,ChainLPが動かないのでMac環境は無視です,あしからず.

スキャンまで

以前と特に変わらず.断裁機180AT-Pが陣営に加わったため,圧倒的に環境改善はなされました.フルカラーのスーパーファインでまとめてスキャンです.

ただ,あとの作業のために

  • 日付ごとに作業フォルダ切って,フォルダは掘らずにその日のスキャン分を全部放り込む
  • 最終ZIP書庫名となる名前で連番付ける.連番は3桁.
  • 表紙は長尺スキャンで別にまとめてやる
  • 表紙のファイル名は適当でいいけど,頭に#の文字を付ける

を徹底します.

フリワケくん

作業フォルダ内PCに出来る作業は全部PCにやらせましょう.ということで,『furiwake.exe』(文末からDL化)という自前ツールを起動し,ウィンドウにその日の作業フォルダをドラッグ&ドロップします.すると,作業フォルダ内へファイルを本ごとにフォルダへ振り分けてくれます.原版なのでフォルダの頭に(MASTER)と付きます.

作業フォルダ上さらに,作業フォルダと同階層に空のフォルダが生成されてます.こちらにはChainLPによる補正後のファイルが入ります.

ChainLP

自炊ユーザー向けの定番画像補正ソフトですね.

かなりクセがあるので使いこなすには相応の時間がかかります.・・・・・・が,今回文末で配布する設定ファイル読み込めば一発です.ぐつぐつ煮込んだ秘伝のタレを公開します. 挿絵考慮した方の設定はラノベの冒頭数ページに手動でチェック入れてカラーにすることを想定してます.あとは,文章表示見ながらガンマ値や本文ボールド化で読みやすさ調整してください.

ん,マンガ? 何それおいしいの?

キリトリくん

補正後のフォルダに長尺スキャンした表紙を手作業で振り分けます.このとき,ファイル名に#を付けていたら大抵のことが無い限り,ファイル名ソートで1番上に来ているはずです.

表紙トリミングここで自前ツール パート2.『kiritori.exe』の登場です. 起動して本ごとのフォルダをドラッグすると表紙カバーが表示されます.縦長でも回転してくれますが,固定方向で90度回してるだけなので,長尺スキャン時に調整してください.プレビュー見ながら回転させる機能? ねーよ!

そして,表紙カバーから表紙画像領域をトリミングします.ドラッグでうまく領域選択出来たら,右クリックをすると表紙画像がフォルダ内に生成されます.さらに,『zipでおk?』と聞いてくるので,OKを押すと最終品であるZIP書庫が完成です.

圧縮は7-zip呼び出してるだけなので,入れてない環境では圧縮は行われません.

まとめ

以上を整理すると,複数冊まとめてスキャン→本ごとにフォルダ振り分け→ChainLPで補正→表紙トリミングですね.

煩雑なようですが,流れ作業ですので慣れれば簡単です.自前ツールによる省力化すばらしいですね.出来れば一連の流れそのものを自動化したいんですが,ChainLPでの本ごとの細かい微調整と表紙トリミングだけは手作業が必要なので無理…….

Kindle化したい人は,出来たZIPを同梱のChainLP設定使って放り込んでくださいませ.

配布&言い訳

全く配布とか考えてない自前ツールなので,エラー処理とか書いてないぞ.複数フォルダとか同時に突っ込もうとするなよ.まして,空のフォルダとか死ぬからな.長尺スキャン以外でカバー突っ込むと暴走するぞ.長尺スキャン時に方向違うと逆さから復旧しないぞ.作業の順番も間違えるとすぐ落ちるぞ.万が一スキャンファイル消えても責任取らないぞ.

.NET Framework 3.5必須……なはずです.本当に配布するクオリティではないですが,これを活かす人も少なそうなので放っておきます.ここのコメ欄に致命的な報告があったら多少は改善するかもしれません.

一方,秘伝のタレ的ChainLPの設定ファイルはかなり使える子だとは思います.Kindle用も入れておいたので,みんな幸せになりましょう.

では,持っていってください→自炊セット1205版.zip