ブラスレイター一気に見た!!!!!(特に、最初数話で切った人への布教用エントリ)

正直、なんかよーわからん1話だったので見ないまま最終話を迎えたのだが、いつもなら自分の関わったものにはあまり触れない某氏が"傑作だ"、"みんな見ろ"といつになく叫んでたので一気に見た。なるほど、確かにこれは傑作といっていいかもしれない。

まず最初に認識して欲しいのは、前半と後半がかなり別物でTVアニメとしてはあり得ないほどねじれた構造しているのに、それが奇跡的に空中分解せずに見事な旋律を奏できっているため、ちょっと触れただけで評価出来るような作品じゃないというのが大前提となっている。ここら辺を履き違えたり、理解しようとしない人間が見てもまともな評価にはならないと思われる。

また、この作品の本質的な部分は全てニトロプラスだというのも理解しておかないといけない。

ニトロプラスってのはこんなのを7年も前にエロゲという名の電子紙芝居でやろうとした馬鹿どもであり、ようやく趣味に走ったものをアニメに送り込めるまでなって辿り着いた先がGONZO東映だったというだけである。12話に至って、その真骨頂に辿り着いた時には、オレは打ち震えた。単なる脇役の檜山修之にあの山場を迎えさせられる事が出来る制作陣が現れたと言うだけで評価に値する。(まあ、あのトリガーハッピーっぷりは声が高すぎたのできーやんのがしっくりくるがw)

そんなわけで、とりあえず見て欲しい。細かい所をつつくとバンバン埃出そうだけど、見ているその時に入れ込める、そんな作品でした。作画丁寧だし、よく動くし、単調になりがちな戦闘をうまく場面挟んだりして飽きさせないし、ギミックに(;´Д`)ハァハァ出来るし、場面毎のキャラが立ってるし、なんでもっと評判にならないのか不思議なほど。

書くか書くまいか悩んだが、"前半と後半がかなり別物でTVアニメとしてはあり得ないほどねじれた構造"という部分は、百聞は一見にしかずになっているので、追記として紹介する。

見る前に布教された段階で、このやり方をされたのだが、ネタバレを含む諸刃の剣なので自分は見なかった。でも、確かに終わってみれば一目瞭然な部分であり、ごちゃごちゃしすぎてネタバレと言うほど情報を得られるとも思えないので、やっぱり同じやり方をやってみる。まず、前半のOPを見てください。

はい、それでは脳のギアを切り替えて後半時のOPをどうぞ

えー、これが全24話に混在しているわけだ。すごいね。これは本当に見ないとわからない。でも、22話のラストを見た後に1話見ると、やっぱりグッとくるほど繋がっているのだ。あー、さっさとDVDレンタル全話完了しないかなぁ?