ガンパレードマーチ 九州奪還3

ガンパレード・マーチ九州奪還 3 (3) (電撃文庫 J 17-21)
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ガンパレード・マーチ九州奪還 3 (3) (電撃文庫 J 17-21)
榊 涼介
アスキー・メディアワークス
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文庫
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ガンパレ小説には敬意を払って感想書いておかなきゃなと思っていたので、遅ればせながら書いておきます。

5月の自然休戦期を前にして九州撤退を余儀なくされ、さらに休戦期明けを待たずして幻獣の本州上陸を阻止できなかった日本は、岩国において大幅に消耗しながらの辛くも勝ち取った勝利を"歴史的勝利"と美化し、その余勢を駆って九州奪還を決定したのであった。"幻獣側は弱体化している"という考えを突き通し、九州の中心に位置する熊本奪取のために主力軍を先に進める上陸軍司令部を止められなかった善行は、独自の判断で上陸作戦の被害を最小限にする戦いを強いられる。(以上、あらすじ)

門司に橋頭堡を築く→不気味なほどあっさりと北九州市まで奪取→福岡市街戦により福岡市攻略→主力軍は熊本を目指し南下→佐賀側からの襲撃を考えない司令部を横目に5121は佐賀市へ→八女市柳川市まで前線を進めたところで佐賀市側から幻獣の猛攻→佐賀市陥落→久留米市陥落→この事態を見据えた善行により補給基地が設置された小郡を中心に筑紫川に前線を敷くも、八女市に2個師団が取り残される。(ここから3巻スタート)

いやー、もう完全に趣味の世界ですね。ガンパレ本編には一切出てこない学兵・士官も5121小隊より多くなってますし、何よりもロジティクス最重要視の描写で、打撃力がありフットワークの軽い小規模部隊により、兵站線の維持と敵中に取り残された兵士の救出任務やってるとか、笑うしかないですよ。どう進めるんだろうかと思っていたら、あくまでこれは九州奪還作戦の助走段階のようで、小説オリジナルの後日談状態に入って7巻も進んでるのにまだまだ終わらせる気はないようです。ああ、もう、最高だよ!!!!!!

今回の九州奪還では、いろんな作戦形態を見せることに重きを置いているようなので、いよいよ本腰入ってくる次巻からどうなるかが本当にたのしみです。