5000円の新型活動量計「Misfit Flash」が7月30日に発売になりました。一部ブロガーさん達にモニターとしてばら撒いていたようで賛美のお話ばかりです。そうなると逆方向に人柱精神が疼いたため、ダメ元で買った分を報告いたします。 天邪鬼です。
ここのところずっと活動量計使っているためその辺含めた比較をしていきますが、買って丸1日ってところなのでファーストインプレッションと割り切って読んでください。
比較機種
左から
- 初代 Jawbone UP(発売日:2013年4月)
- Fitbit Flex(発売日:2014年2月)
- Misfit Flash(発売日:2015年7月)
かなり発売時期は異なりますが、本体側は液晶表示なども排して、機能を絞った商品同士です。その中でも最初から5000円というのは、Fitbitの最廉価モデルであるFitbit zipに迫っており、この程度ならダメ元で試してみようって思える価格帯になってきたと感じます。
ハードウェア
腕時計型として使ってますが、超安っぽいですね。普通の腕時計でも安っぽい価格帯だから、どうしようもない部分はあるんでしょう。「100均で売ってるスウォッチの超劣化パチモン」ってレベルなので、シンプルって言葉で飾るにも限界があります。
それに1つ上の比較写真でもわかるように、かなり存在感があります。おまけ程度の時計機能はあるものの腕時計ではないため、もう少しブレスレットっぽい方がいいなぁと。とはいえ、他と比較して仕事でも付けやすくなったかなってメリットも???
こういう装飾品を怒られたりはしない職業ですが、Jawbone UPを付けてた頃に「お客様と会う時には妙な腕輪してるなと思われるかもな」と釘を刺されたことがあります。その点、見た目に腕時計っぽい形状のMisfit Flashなら、許容範囲内かもしれません。
ホルダー付け替えて、一時的にクリップで挟むことも出来る端末ですしね。
あと、気付いたらさっそく本体に傷が入っていました。常時付けてたら1年後に防水が保たれているか、少し不安です。
付け心地
Misfit Flash、圧倒的に軽いんですけど、装着感は良くないです。
Jawbone UPなんかは医療用のTPUラバーを使っているのが売りで、確かに腕時計が苦手な自分でも違和感がとても小さかったんです。一方のMisfit Flashは時期も時期なのでやたらとペタペタしますね。遊園地やイベントで手首に巻かれる腕輪と同類の不快感です。
そこについては、気になるならクリップで付けろってことなんですかね。
充電回り
4ヶ月も保つというのが本当なら、ボタン電池による駆動は大歓迎です。
Fitbit Flexは3日、Jawbone UPなら7日保つはずなのに充電切れを頻繁に起こしていたので(毎日じゃないと充電間隔が難しい)、充電しなくていいならその方がいいです。充電しながら寝落ちして睡眠記録が抜けたこともよくありましたし。
アプリ
一番洗練されているように感じます。必要な情報がしっかりと吟味されてる印象です。
とはいえ、他と比べて大きく優れているわけでもないため、Fitbitの方が管理項目は多いので好ましいかもしれません。(あ、Fitbit FlexのSoftbankヘルスケア版は、アプリが犬のクソなので注意な!)
たとえば、WEBサービス全体としてみるとまだローカライズ出来ていない部分も多いですし、普段万歩計つけてる40代以上がいきなり飛びつくという段階ではないかな、と。自分が親父にプレゼントすると仮定してみても、タニタとかの単体完結型な万歩計のいい奴にしますしね。
あと、ボタン電池でもBT同期はきちんとされているようです。アプリを起動するだけで即最新データに更新されてます。特に能動的に同期動作も必要ないため、電池のために通信ケチりまくってたりということは無いかと。
睡眠モード
他の2機種は寝る前に睡眠モードへ切り替える必要があったのですが、本読みながらの寝落ち派としてはかなり厳しいものでした。それが、Misfit Flashでは自動で睡眠動作を判定してくれるため、かなりありがたいものとなっています。まだ計測は1回のみですが、アラーム後の二度寝含めて拾っていたので、きちんと機能していそうですね。
その他機能
腕時計としての機能もあるにはあるんですが、文字盤見て時刻がわかるまでに4秒+5分刻みでしかわからないという日時計なみの気休め機能です。
あとは文字盤をダブルタップ & トリプルタップすると外部アプリと連動して結構いろんなことが出来ます。特に、ハードウェアから直接IFTTT叩けるので、アイディア次第でおもしろいこともできるかもしれません。
公式の別アプリでは、プレゼンテーション用にスライド送りを仕込めたり、iPhoneの音楽アプリ操作なども可能です。
これらについてはすごいっちゃすごいけど、廉価モデル買う人向けじゃないし、それも1種類しか仕込めないので使いどころは難しい面もあります。自分は、Yoを仕込んで10分大笑いした後、使い道に困ってます。
まとめ
結局のところ、「この価格帯だと大差ないので、どこから出ているかの方が重要かな」という結論でした。5000円ながら、活動量計単体としては最初の1台として選んで問題ないレベルで実用的な製品に仕上がっています。むしろ後発な分だけ優れている部分もあり、自分も電池交換1度済ますくらいは使っていこうと考えている程です。
しかしながら3社渡り歩いている私の場合、ログの継続性が皆無なため、ライフログとは?みたいな状況になってしまいます。この辺りは囲い込み競争となるので、こだわりが無い人には単純に選択肢が多く、日本参入も早かったFitbit製を選ぶのが無難かもしれません。
ちなみに自分は、MicrosoftBandの新型が出るのを待つための繋ぎとしか考えていません。
早めの購入を検討されている方は、さいたま新都心のヨドバシには各色在庫あったので、Amazonより実店舗を回った方が良いかもしれません。AmazonはAmazonで定期的に在庫が復活しているのは確認していますが、常時付けておくものなので在庫が限られていても、色はきちんと選んだ方がいいでしょう。