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15年前、シンジくんと同じ中二だった旧劇場版の衝撃を思い出した!(ヱヴァQネタバレ感想?)

   

タイトルの通り、ネタバレです。別に内容を深く切るとかではないですが、観てない人はさっさとこのタブ閉じて、上映劇場館リストからチケット予約しれ。

 

 

 

 

 

さて、どこから行こうか。まず序と破からか。

『序』は完全にTVのリメイクとしてその後の胎動を見せるに留まっており、『破』はタイトルの通り、その流れを破壊して、シンジくんが自分の意志で綾波を選択してくれた。普通の映画と比べればわかりづらいながらも、一般層まで取り込んでリバイバル的にブームとなるに相応しい非常にわかりやすい構図である。(注:Revival of EVANGELIONは関係ありません)

ここで油断した。庵野監督も丸くなったなと勘違いさせられていた。安野モヨコの描く『カントクくん』で脳内置換が起こっていたとしか思えない。そうだ、シンジくんと同い年だった14歳のあの時、何を見せられたのか忘れたのか、俺は。

 

まず、『DEATH』でTVシリーズを復習し、『REBIRTH』にてその先に踏み込んで胸を高鳴らせたわけだ。迫りくる戦略自衛隊。飛来する量産型9機。

「エヴァシリーズ……完成していたの?」

圧倒的絶望感を突き付けられたまま、否応なしに引き込まれて数か月後にやってきたのが『Air/まごころを君に』だった。まあ、その、なんだ。深くは語らないが、飲み込めないものを「美味しいはずだ」と飲み込もうとしては失敗する中学生がそこにいたさ。

 

あれから15年。展開的に『Air』までが『破』とすれば、『Q』が『まごころを君に』になり兼ねない事だって考えているべきだった。覚悟が足りなさ過ぎた。その一方で、製作者側は徹底的に観客を混乱させる方向へとギアチェンジしてきた。作中のシンジくんによる「わからないよ」という観客の心の声もガン無視だった。だが、それも含めて「これこそエヴァだ……」という気分になってしまうから恐ろしいものである。例えばテレビ局配給だったら、CMで相当のネタバレをしてしまい、今のような気持ちにはなれなかっただろう(笑)

しかし見事なのは、『Q』はわけがわからないけど「すごい」ことは伝わってくる作品に仕上がっていたのだ。中身は無いけどCGはものすごいから満足、といったようなハリウッド映画的スタンスとして捉えられる範疇にギリギリ収まっている。今の中学生が見ても、旧劇の時の自分のように咀嚼できなくて、悶えて、評価が定まらずに苦しむことはないだろう。……だが、やはり本質は中身である。

 

『破』で、スイカの後押しもなく新たな要素である『マリ』に導かれて綾波を助けることを選択したシンジくん。あの積極的な姿勢こそ、『破』が『破』であるにふさわしい、主人公としてのシンジくんの目覚めだった。

「僕がどうなったっていい。世界がどうなったっていい。 だけど綾波は、せめて綾波だけは絶対助ける!!!」

このセリフのために新劇場版が生まれたといってもいいだろう。だが、庵野監督は庵野監督だった。そこで世界をどうにかする必要はないじゃないですか(笑)

上述のシンジくんのセリフは、皮肉にも父親であるゲンドウと同じ覚悟になっていると『Q』の上映最中まで気付かなかったのが本当に悔しい。そして、世界はサードインパクトを迎える……。

 

さらに、シンジくんに追い打ちをかけるのが周囲の態度。
気持ちはわかる、わかるが、鈴村少尉から当たり障りの無さそうな14年後の概要ぐらい説明してあげればいいじゃない。ミサトさんだって、世界を敵に回してでも私だけはという覚悟で後押ししてたわけだし、主観時間が停滞したシンジくんが中途半端な積極性持っちゃってるのもわかってることなので、あれでフォースインパクト起きてたらミサトさんが悪いと思うよ、うん。

そりゃあ、世界がどうなったって助けたかった綾波が来たらついていくし、せっかくS-DATの25→26ループから抜けたシンジくんが28で壊れて停滞しちゃっても誰も責められないって。そして、そこに忍び寄ってくるホモに目覚めて再び動き出したってしょうがないって!!!!

 

はー、つかれたのでこんなもんで。あと、トップ2とナディアと板野サーカスと伊瀬茉莉也についても熱く語りたかったけど、さらに3倍くらいになりそうなのでやめておきます。

じゃ、最後に一言。将棋は『指す』ものだから、『打つ』とか言われて一挙に冬月先生の言葉に説得力がなくなったのでBDでは修正してくださいね!!!

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