CoD4についての最終的な感想

全世界でCoD4が700万本売れたらしい。まあ、それも納得の出来なのは間違いない。

ここで一枚、ゲーム内の画像を見てもらいたい.。

今までのゲームでも画質的な意味ではすばらしいものも多いが、CoD4においては洗濯物やらの細やかなオブジェクトや、空気のもつ埃っぽさなどがリアルさを向上させている。伊集院光が続・三丁目の夕日の映画評で"実際にあったものをCGなどで再現しているのに、違和感を感じさせないのがすごい"と言っていたが、まさにそのイメージなのだ。そして、これが高フレームレートを維持したまま(体感ではずっと60FPSだと思う)、ぬるぬるなめらかに動く。すさまじすぎだろ、これは。

そして、何より感動したのはロードに関して。

まず、最初のロードが尋常じゃなくすごい。ミッションを選択したらロードに入るわけだが、これがブリーフィングを兼ねている。つまり、作戦を説明しながら裏でロードさせるという体感的なストレスを感じさせないシステムなわけだ。そして一方、技術的にも優れている。恐らくだが、一旦ブリーフィングのムービーをキャッシュさせておいて、それ以後はムービーを流しながら裏でゲームデータをロード or ムービーのデータをロードしながら同時にゲームデータもロードさせていると思われる。日本製タイトルだと"Now Lowding…"を恥ずかしげもなく使うどころか、最初のデータ保存ストレージの選択も本体側に頼ってイライラさせる現状では、このストレスの差は雲泥の差だ。

また、ゲーム中はゲーム中ですばらしい作り。最近のゲームではシームレスのマップは増えているが、他のタイトルに比べてオブジェクトの数が尋常じゃないため、一画面当たりのデータ量が跳ね上がっているはずなのだ.。しかし、全くそのハンデを感じさせない。それは、マップデザインの妙によるところが大きいようだ。遠景まで見えるところでは砂漠やら畑やらのオブジェクト少なめのものばかりだし、通常マップでは狭い室内や細い路地で視界を遮ったり、角を曲がらせたりと、一視野当たりのオブジェクト数を見事に制限してある。また、室内から屋外などのデータが大きく変化するところでは、突入シーンや、何もない廊下などでロード時間を稼いでいる。もちろん、意識しないと気付かないほど巧い処理だ。

このように、小さい積み重ねでロードに関してのストレスは皆無になっている。強いて言えば、うるさいXbox360のDVDドライブにおいて常時ギャリギャリ言われると、寿命が縮む思いがする。(笑)

あともう一つすばらしかったのが、ゲーム性の幅。

正直なところ、戦場FPSとしてのCoD4にはあまり入れ込めなかったが、その他の部分は良かった。たとえば、航空支援ミッションや、狙撃ミッションなどである。その中でも一番良かったのが、潜入ミッション。体中に草偽装のギリスーツを着用して、敵地深くに進入していくのだが、見張りをこっそりと確実に始末していく緊張感はメタルギアソリッドが失ったものですね。暇な人は1GB越えのプレイ動画公開しているもの好きな人のを見て欲しい。

と、まあ以前のエントリーではdisりまくったので褒めるべき所は褒めておいてみました。本当に、DSソフトで喜んでいる日本に絶望したくなるゲームだよ、これ。これ以後CoD4について書くことはありませんので。ではでは。

とかなんとか書いてみたけど、単にキャプった画像を貼りたかっただけというエントリーでした。

でもさー、やっぱりリアルさへの挑戦はまだまだ遠いよ。BioShockほどの衝撃は受けなかったし。