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2012年度上半期でおもしろかった映画 BEST3

   

今年は年100本は無理そうなペースですが,レンタル含めて30本ぐらいは見たので,その中から個人的BEST3を紹介してみます.偏った趣味の自分にしては,比較的新しくて人にもオススメしやすいラインナップになったので,どれもオススメです.

 

3位 崖っぷちの男

崖っぷちの男 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

崖っぷちの男 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray] [DVD]

価格: ¥ 4,104

監督: アスガー・レス

出演者: サム・ワーシントン, エリザベス・バンクス, ジェイミー・ベル, アンソニー・マッキー, エド・バーンズ

出版社: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

商品カテゴリー: Blu-ray


 

ビルの高層階の縁に立った男が繰り広げるよく練られたサスペンス映画.

こうも舞台範囲が限定された映画を2時間保たせるのってシナリオの手腕が問われますよね.例えば電話BOX内から出られなくなる『フォーン・ブース』は展開の緩急が下手でしたし,埋められた棺桶内だけで終始する『リミット』はオチに不満が残りました.

その点,本作は起承転結はっきりしており,オチの方も多少予想内ながらもしっくりきたので満足でした.元々,予告で気になってたのをフラッと観にいって楽しんで帰れたので,そのノリで軽く手に汗握って欲しいと思います.

・・・・・・とここまで書いて,まだDVD化されていないことに気がついたorz

 

2位 ドライヴ

ドライヴ [Blu-ray]

ドライヴ [Blu-ray] [DVD]

価格: ¥ 5,184

監督: ニコラス・ウィンディング・レフン

出演者: ライアン・ゴズリング, キャリー・マリガン, アルバート・ブルックス, オスカー・アイザック, ロン・パールマン

クリエーター: ジェイムズ・サリス, ホセイン・アミニ

出版社: バップ

商品カテゴリー: Blu-ray


 

静と動.色褪せた画作りに映える血.絶妙なBGM.
スクリーンを出るとき,映画らしい映画を堪能した充実感に浸れる作品でした.

 

昼は自動車工兼カースタントマン,夜は犯罪絡みのドライバーをこなす主人公が,隣に住むキャリー・マリガン演ずる儚げな女性(子持ち・人妻)に惚れていき・・・・・・って流れのサスペンス(?)なんですが,主人公の壮絶なまでの脆く痛々しい生き様にめちゃくちゃ引き込まれました.

しかし,これだけならどこにでもある映画です.それが2位にまで食い込んでるのは,古臭くも洗練された圧倒的な演出が素晴らしいからです.「男は背中で語れ」とか,「惚れた女には全てを投げ打て」とかいう任侠映画のような精神で,緻密に描かれてるんですよ,これが.

個人的にここまで気に入ってるのには 大きな理由があって,シナリオそのものはオーソドックスなんですが,魅せ方が初期から最新まで入り交じったタランティーノっぽいんですよ.(今ググってみたら,タランティーノ本人の2011年映画ベストで惜しかったで賞に入れてるw)

とまあそんなわけで,映画好きには是非見て欲しい作品です.割と暴力的なので,ヌルい恋愛映画見るつもりではオススメしませんが.

 

1位 イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ [DVD]

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ [DVD] [DVD]

価格: ¥ 5,184

監督: バンクシー

出演者: ティエリー・グエッタ a.k.a. ミスター・ブレインウォッシュ, スペース・インベーダー, シェパード・フェアリー, ゼウス, バンクシー

出版社: 角川書店

出版日: 2012-02-02

商品カテゴリー: DVD


 

ぶっちゃけ,これを昨夜見てしまったせいでこの記事書いてると言っても過言じゃありません.

これを見たきっかけは,『伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!』というラジオ番組でした.
この番組は,1週目にゲストが新旧問わず「この1本!」と映画をオススメしてきて,2週目に伊集院さんが実際に観て感想を語り合うというおもしろい企画なんですが,今月これを紹介した時の伊集院さんのテンションがいつになくおかしかったんです.そして,さっそく借りてみたら,こりゃ確かにテンションおかしくなる映画なんですわ.

 

ストリートアートを芸術性を持つまで昇華させた伝説の存在『バンクシー』(Wikipedia見たら,あいつかとわかると思います)
その彼が,ストリートアーティストの映像を撮ってた古着屋のおっさん(もちろん素人)を主人公にして撮ったドキュメンタリー映画です.はい,既に頭が痛くなってきましたね(笑)

本作は,主人公のおっさんが撮影マニアとしてひたすらストリートアーティストを撮り溜めた映像を元に,バンクシーが主人公を「盟友」とまで呼ぶようになるまでを描いた前編.そして,バンクシー自身がおっさんを撮っていく後編という2部構成なんですが,通しで見終わった後,「プロと素人」,「芸術とは?」,「価値観の根幹はどこに・・・」など,真剣に考えてしまいました.バンクシーが本当に言いたかったことはわかりませんが,いろんな面での皮肉を込めているのは猿でもわかります.その中身は,この狂ったドキュメンタリーは見ないと伝わらないんですorz

とにかく見てくれ.好みはともかく,なんかすげぇ物を見せられた気になることは保証する.

ちなみに余談ですが,洋画コーナーですらない店の端で,ドキュメンタリーものの中に埋もれてる本作を探すのは一苦労でした.こんな捻りようのないジャンルの中でここまでぶっ飛んだ作品生み出せるってのはバンクシーは天才ですね!(この映画を見ると,この一言すら揺らいでくるんですよ・・・・・・)

あ,あと,今回はGEOで借りたけど検索パネル無くて一苦労したので,やっぱりTSUTAYAが最高ですね!!!(ヨイショ

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