Amazonアソシエイトの金額公開は規約違反なのか調べてみた(2012月8月ver)

昨日,『意識の低いブログのアフィについて』というエントリを考えなしにサクッと書いちゃったが,はてなのブコメ

アソシエイトの内容を掲載するのは規約違反じゃなかったっけ?

というのが付いてて,あーだからこういう話題少ないのかな?と思って調べてみました.広く読んでもらえるとこういう事があるので助かります.規約違反でおこづかい無くなると悲しいしね!決まり事の規約を破るのは良くないよね!

 

2004年段階

乙の販売目標及び取得した金額は甲の秘密情報であり、甲の事前の書面による承認なしで、乙は当該情報を第三者に開示することはできません。

こちらに書かれている通り,明確な文言で禁止されていたようです.当時は今のパフォーマンスプランに相当するグレードアッププランについての文言のようですね.話の出所はここがベースだと思います.

2006年段階

(e) 規約の有効期間のみならず本規約終了後においても、あらゆるコンテンツ、並びにプログラムへの参加及び活動または本規約に関連して乙が知り得た一切の情報について、販売、再頒布、サブライセンス化または譲渡したり、方法の如何にかかわらず第三者に対し開示したりしてはいけません。

Amazonアソシエイトの規約を|あんたジャージでどこ行くのの段階では,既に今の規約と同じページに飛べて,同等の規約・プランになった模様.この段階で既に金額の公開禁止は問題ないような,むしろ全情報に触るなきけん状態になってるような,微妙な一文です.

2012年8月現在

法律の専門家じゃ無いので正確なことはわかりませんが,現在のAmazonアソシエイト・プログラム運営規約を読む限り,上記のような明確な金額・売り上げ情報の開示に関する規定はありませんでした.で,情報開示についてですが,

情報開示周りで一番あやしそうな部分をピックアップしてみますと,

乙による商品の宣伝の便宜のため、甲は本プログラムに関連してデータ、イメージ、テキスト、ウィジェットおよびその他のリンク用ツール、ならびにその他の情報(「甲のコンテンツ」)を乙に提供する場合があります。甲のコンテンツからは、除外マーチャント、除外マーチャントにより提供される製品、およびアマゾン・サイト以外のサイトで提供される製品に関するいかなるデータ、イメージ、テキストまたはその他の情報やコンテンツも明確に除外されるものとし、乙は本プログラムに関連して乙のサイトにこれらを掲載したり、その他使用したりしないものとします。

ってのがありました.禁止要項の1つです.なんのこっちゃわかりませんが,読み取れる範囲では基本的にアフィ貼る際の商品表示情報についての規制だと思われるので,アフィの金額についてまで網羅している項目とは思えませんし,そうならもっときちんと明記すべきだと思います.

そんなわけで,当面昨日の記事はあのままで放置しておきます.危ない橋をわざわざ渡ってる気もしますが,坑道のカナリヤだと思って下さい.法律に詳しい人とかコメントくれるとありがたいです.

Amazonアソシエイトの明記について

規約読んでて気付いたんですが,むしろこっちの方が世間一般全体でやばいんじゃないかなぁという一文を発見しました.

乙のサイト上のどこかに 「Amazon.co.jpアソシエイト」、または「[乙の名称を挿入]は、[該当するサイト名(amazon.co.jpまたはjavari.jp)を挿入]を宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、 Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」の文言を表示しなければなりません。甲は、この文言あるいはグラフィックロゴを適時変更することがあります。

今どき,アフィリンクプラグインによる生成情報を見ればAmazonのアフィだとはわかってもらえると思うんですけど,金の譲受が存在する以上,規定の文言でサイトのどこかにAmazon.co.jp アソシエイトですよって明記しないといけないっぽいですね.この他にもデザイン要項とかありましたし,規約遵守の壁は大きそうですね・・・・・・.