アイマスパチスロの即時購入はやめた方がよくなる産業構造的な話

意識の高いブログ指南だと『自分の常識的知識は,他の人の知らない知識なのでどんどんネタにしていこう』とかよく書いてありますけど,意識低いのでめんどくさいです.でも,たまには書いてみようと思います.(どうでもいい前置き)

 

先ほど,『パチスロアイドルマスターの実機を個人購入しようと思っている人へ、やめておいた方が良いという話』という記事を読みまして,それに関するお話です.

リンク先前半の,『すぐに値段は下がる可能性が高いので,即座に本体を個人購入するのは止めた方がいいよ』って部分について,もう少し構造的な部分書いた方がおもしろいんじゃないかと思ったので書いてみます.

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ネタ元はこの本です.ネタバレ全開はもったいないので上記部分に関わる部分だけ軽く触れます.以前感想書いたので,詳しくはそちらに任せます.

この本の中でへぇ~っと思ってた事実として,『パチンコ・パチスロの実機提供側と,街にあるパチンコ屋は全くの別物』って事です.
少し考えれば当たり前なんですが,よくテレビで見かけるSANKYOやらサミーやらの客は,基本的にパチ屋に並んでるおっさんではなく,パチ屋そのものなわけです.パチンコ業界という未知の巨大産業で一括りにイメージしちゃうと大間違いなんですね.
自分では,ゲーセンで置き換えるとしっくりきました.

よって,同じようにテレビでCM打つような大手パチ屋が,新機種に合わせた『新台入替』で発売日に実機を何列も仕入れる一方で,1週間ほどで平常運転に戻すときに余った数列分が放出されるため,中古市場では1週間で半額なんて現象が起こるってわけです.

冒頭の記事内にもあるように,一部機種では人気が続いて値段が高騰する場合もありますが,基本的に初週売り逃げな流動性の高い商売なのです.この辺りが,数日で収支を合わせられるギャンブル的何かなパチンコ業界らしいおもしろさだと思います.
今回のアイマスパチスロは1万台限定らしいですけど,どうなりますかね.

ちなみに,新機種のCMを稼働前にバンバンとTVで流すのは,一般客向けというよりも,むしろパチンコ屋のオーナーに『こんだけ宣伝に力入れてると客も知ってるから初っ端にたくさん入れろよ』って意図である,っていうのが,本の流れの肝にもなってきます.

繰り返すようですが,こんな感じのへぇ~っとなる裏話の積み重ねでタイトル通りの謎が解明されるので,是非『パチンコがアニメだらけになった理由』(AA)を一読してみてはいかがでしょうか.