Victor サラウンドヘッドフォンアダプタ"SU-DH1"レビュー

Victor SU-DH1 ヘッドホンサラウンドアダプター
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Victor SU-DH1 ヘッドホンサラウンドアダプター

ビクター
 (定価)
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エレクトロニクス
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(価格・在庫状況は4月7日 8:12現在)

SU-DH1を購入。こいつは、通常のヘッドフォンを5.1chの擬似サラウンドヘッドフォンとして使うアダプタですね。

事の発端は、ニコニコ動画において立体音響技術”ホロフォニクス”の動画が人気になった事。ホロフォニクス自体はよく知っていたのだが、ヘッドフォンオタなせいで音質以外の要素である”立体音響”というのはあまり好きではなかったオイラ。そんなわけで特に関心もなくボーッと関連動画見ていたのだが、立体音響タグにて上記のSU-DH1をXbox360で試しているこの動画を発見してから一気に興味惹かれました。(厳密にはホロフォニクスとは違う技術だよー)

動画の内容としては、固定機銃の射撃音が距離や方向変えるとどう音が変化するかという単純なものですが、結構効果あるなぁと感じたわけです。そゆことで、さっそく次の日に買って来ちゃいました。

構成としては、光デジタルケーブルでXbox360から入力し、愛用のbeyer製ヘッドフォン DTX900くんで出力。電源はeneloopを使用しております。ACアダプター買ってもいいんだけど、6時間程度保つのでそんなに困らないし、ACアダプターだと音質下がりそうなので現状は問題棚上げ中です。

さてさて、コイツを実際手にしてみると、ハードウェアとしてはかなり不安。基本的にAV機器は重量に左右される所がある物ですけど、サイズにしてMD2枚重ね分、本体重量に至っては、むしろMD2枚分より軽いくらい。しかし、そんな見た目とは裏腹に、思った以上に音がいい! 擬似サラウンド系は、変にエフェクトかかったような違和感があるイメージだったのですが、これに関してはそういうのがありません。上下の表現が皆無だったり、リアルさに欠ける部分もありますが、及第点のサラウンド効果です。また、ホワイトノイズなども皆無で、10000円という値段すら安いと思える製品です。変に数万円出してサラウンドヘッドフォンシステムを丸ごと買うよりは、これに好きなヘッドフォンを繋いで遊んだ方が幸せになれると思います。

強いて問題を挙げるとすれば、コンパクト過ぎて逆に取り回しに困るとか、オートスリープ付いていないので電池切れしやすいとか、製品コンセプト側の問題ばかりです。

一般の方には10000円は高いと思われるかもしれませんが、ヘッドフォンアンプや、5.1chサラウンドシステムを考えると、かなり安価でサラウンド環境が手に入る商品です。流行る商品では無い証拠に同等の品は他に存在していませんが、ヘッドフォンしか使えない環境でゲームや映画を存分に楽しみたい方なら買って損は無いと思います。

同様のエフェクトをパソコン側でかけるDH Wrapperも存在しますが、こちらに関しては5.1chをパソコン側に入力しなければならないため、逆にハードルが高くなっています。(サラウンド出力は大抵のサウンドカードで出来るが、入力対応は稀) 環境的に出来る方は一度試してみて、"こんなんだったよー"と教えてくださればありがたいです。(笑)