ことのはアムリラート座談会という名の異文化交流報告

 改めて説明しなくてもどういうゲームか知ってるでしょ、もう。本人が関与しないところで拡散され、数十万PV規模の宣伝効果を生み出している俺です。

 

togetter.com

元々はにゃるら氏の体験版レビューを読んで即ポチしただけなので、私としてはギークハウスには足を向けて眠れません。

 

nyalra.hatenablog.com

 ことのはアムリラート座談会

さて、そんなことのはアムリラートについての座談会が、11月5日(日)に横浜で開催されました。 なんと会場……というか開催枠は、何と年1回開催で100年以上の歴史を持つ「日本エスペラント大会」のイベント枠として。

そりゃ、応募しますよね。 無事当選したので意気揚々と乗り込んできました。

 

前半は大会参加者向けに異世界へ迷い込む冒頭をデモプレイを見て、後半はシナリオ書いたJ-MENT氏と、エスペラント監修の方、そしてエスペラント協会の青年会の方による座談会。

座談会レポとして微に入り細に入り書いちゃうのも野暮なので、一点だけにしておきましょう。

  1. 本作だけで終わらず、なんか企画的に更なる展開が動き出してる!!?

 

とまあ、ここまでは普通の座談会要素なんですが、今回は「日本エスペラント大会」なんですよ。 要は「一風変わった百合ゲーのファン」と「一風変わった言語の話者」という、本来まじりあうはずがない、魔術と科学が交差する時的な異文化交流の場だったわけです。

  1. 失礼ながら、本来の大会参加者側の高齢化を感じました。 一方、「訪問者」(Vizitanto)側は20~30代の男ばかり。 案内の人の会話で「若い人でスマホ持ってたらアムリラートの人だから受付通して!」とか言ってて笑いました。
    当初、真面目なイベントに百合ゲーイベント組み込むのはどうなのかと思っていましたが、エスペラントを多少なりとも興味持った若手を取り込めたという点では、大会側にも得るものがあったんじゃないでしょうか。 実際、エスペラント検定試験受けてた人多かったようですし。
  2. 会議室にみっちり80人くらいで、正規の大会参加者と座談会のみが半々くらいでした。 要するに一般人(特におじいちゃん、おばあちゃん)がたくさんいる中で、プロジェクターに映し出されたギャルゲーのデモプレイを見たの、だいぶゾワゾワしましたねw
    完全な異文化交流なため、途中で「で、これがどうゲームに繋がるの?」って後ろのおばちゃんが呟いてたのは新鮮な観点でした。なるほど、電子紙芝居はゲームとは認識されない
  3. エスペランティストの皆様としては、エスペラントで気が済むまで会話が出来る数少ない機会なわけで、日本語話者の肩身が狭いという素敵な空間でした。
    エレベーターで上品そうな老婦人から「Bonan matenon(おはようございます)」と御挨拶されましたが、動揺しつつも満面の笑顔で返しますよね。完全にことのはアムリラートの世界が具現化してるんですもん。
  4. 大会運営側からも「せっかくだから、エスペラントにもっと興味持ってほしい!」という熱意が伝わるプログラム内容でしたし、実際に興味は強くなりました。検定受けてみたいですよね。
    では、監修の方が仰ってた言葉を送りましょう。
    "世の中には「大勢がやってるものをやりたがる人」と「誰もやっていないからこそやりたがる人」がいます。 ことのはアムリラートをプレイしている方々には、エスペラントを学ぶ適性があります!(会場笑)"

座談会のトーク内容もエスペラント観点が強くて興味深かったんですが、それ以上にエスペラント話者という未知のコミュニティに触れる機会を得た事に、刺激を受けました。

 

おわりに

https://www.instagram.com/p/BbGUaHylkkn/

意識高いので、国際語の本でも読みますかね! #ことのは #esperanto

 

いやー、楽しかったです。本編の感想すら書いていない俺がイベントレポ起こしたくらいですから。

惜しむらくは、それを表現するエスペラント能力が足りない事か。無料イベントなのに2冊も初心者向け本いただいちゃったので、頑張って勉強続けます。 Dankon!

 

おまけ

異世界に迷い込んでメイン2人が邂逅するまでの冒頭、十数分でデモプレイにピッタリだし、会話わかる人間の解説ありだと所見でも楽しめるので、声掛けてもらえれば接待プレイやります!

 

ことのはアムリラート 通常版

ことのはアムリラート 通常版